壁に向かって話し続ける

オタク女の備忘録

真剣乱舞祭2018感想と刀ミュにおけるメタフィクションについて

 

ついに始まりましたね、冬の祭りが。1年あっという間すぎる……となりながらも行ってきましたよ武道館。去年より暖かくて物販の列とか辛くなかったのでよかった。(そこ?)   

以下ネタバレ注意です。

 

 

 

 

 

 

 

目次

  1. 刀ミュとメタフィクションについて
  2. らぶフェス2018  ストーリーとセトリ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 刀ミュとメタフィクションについて

 

真剣乱舞祭という祭の模倣物の中で、刀剣男士たちは東西どちらの祭がより優れているか祭の模倣を行う。模倣とはいっても刀剣男士たちにとってそれは"ハレ"だし、それを観ている我々にとっても真剣乱舞祭は"ハレ"。つまりメタなんですよね。

とうみゅというかネルケは「観劇をすることで普段の生活を頑張ってほしい」みたいな精神でやってるっぽいので、そもそも観劇自体が非日常=ハレって位置付けられてる。「帰るまでが真剣乱舞祭」って去年に引き続き今回も言われたけど、それは非日常から日常へ、ちゃんと"ハレ"から"ケ"へ戻らないとダメだよという優しい導きなんだろうな多分。祭メドレー中にも「ハレ!ハレ!」って歌われてたし意図的だと思う。楽しい善良なメタ。

 

 

 

 

   2.ストーリーとセトリ

 

「たましずめ」の歌を歌いながら舞を舞う巴型から物語は始まる。そこに堀川が来て、「それ……弔いの舞ですか?」との指摘。巴は、弔う術をこのくらいしか知らない、と答える。

そこに陸奥守と和泉守がドタバタと入ってくる。激昂している和泉守いわく、「陸奥守が日本一の祭りは土佐のよさこいと言いやがる」らしい。東日本の祭りと西日本の祭りのどちらが優れているか論争がはじまり、そのまま東に所縁のある刀(新撰組、村正、蜻蛉切、物吉、源氏)と西に所縁のある刀(三条、蜂須賀、青江、陸奥守)に分かれて祭り対決をすることに。行司は巴。

ここで去年の「蒼然百物語」にあたるOP新曲があった。

その後、ステージ後ろにあった山車が動き出し、えっ何!?となっているうちに小狐と三日月がそれに乗って、祇園祭?的な曲がはじまる。 いや推しが山車に乗ったことある?私は初めてです。信仰してしまう。

ここからは怒涛の祭りメドレーで、西東と交互に祭りにちなんだ新曲を披露。東は山車じゃなくてねぶたでした。13公演のためだけに山車とねぶた作るの、""資本""を感じる。

あと祭りパートは全員新衣装になってた!よさこいの服っぽい、たすき掛けしてるやつ。西が白で東が青で、背中に虎が描いてあるのがめちゃくちゃイカしてた。らっせーらー!

東の祭りでよさこいソーランのパートになった時、蜻蛉切があの歌唱力で「ヤーーレンソーーランソーーラン」てソロ歌うとこがあって、もう一周回って笑ってしまった。祭りってそんな歌唱力いらんくない??

 

で、祭り対決がひと段落ついて「どっちが良かった?」ってみんなに圧をかけられてタジタジの巴。「俺は祭りというものを十分に理解できていない……」とシュンとするところに三日月が肩を叩いて一言、「ゆっくりと考えればいい」。

ここで三日月の「真剣乱舞祭2018!共に舞い、歌おうぞ!」

 

M1 Lost The Memory

もうイントロでブチ上がってしまう。ラヴ。小狐はいなくて、源氏が代打やってた。

「その記憶」で頭に指付けるの好きすぎるな〜!勝手に身体が動く!

関係ないけど「繰り返す輪廻に似たその」の後の石切丸ってなんて言ってるの?分かる方はご一報ください。

 

M2 In My Light

これだよこれこれ。早く配信してくれ。

あつパリのエントリ刀ミュ 阿津賀志山異聞2018〜巴里〜 感想など - 壁に向かって話し続けるで「振り付けに敬礼があった」って書いてるんだけどありませんでしたね。びゅーてぃふるらいふと混ざってる……笑  

 

三条のMC。いまつるがツイッターで予告してたコーレスしてくれたので、わたしもバビュりました。いまつる・大平御大のMC能力マジでスゲ〜んだよな。

兄者がみんなにふらんす土産をクレクレするも三日月に逃げられ、「僕もふらんすに行ってみたいなあ〜……よし。」とスタコラ〜とはけてしまう。膝丸「よしとはどういう意味だ兄者!?……まさかパリに向かったのではあるまいな!?」  かわいいね〜^^

 

M3  断然、君に恋してる!

これだよこれこれ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!

 

マ〜〜ジで大好き。イントロのデデッ♪デデッ♪デデッデーデデ♪っていうギター聴こえた瞬間に、生きててよかった〜〜〜〜!!!!!!となる。

例のいきなりの投げちゅでみんなめちゃくちゃ沸いてて笑った。俺たちの石切丸はスゲ〜んだよ!!!!    「あいあい愛想笑いでも構わないさ」←若俳おたくとしての僕です。

 

M4  Just Time

で、出〜〜!!!イントロ聴こえた瞬間の会場の沸きっぷりといったら……さすが今をときめく源氏兄弟さまですよ。兄者また歌上手くなってない?末恐ろしい〜。

 

M5  Secret Sign

イントロがね……好きなんすよね……(お前ずっとイントロの話ばっかしてない?)

こりゃ吐息も揺れるわ。という感じのむすはじメンツでした。

 

M6 Heart-To-Heart

いきなりはっちが中央に出てきてあのドヤ顔で "You and I are two of a kind" って言うんだよ!?否応なく上げられるテンション。

一瞬なんの曲か分からなかった(すまん)ような渋い選曲も玄人好みでええのう〜!!となる。

はっち新衣装作ってもらったのよかったね〜^^ めっちゃ似合ってるしかっこよかったよ〜^^  長髪かっこいいキャラに弱いのでうっかり目で追ってしまうなど。うっかりうっかり♪(いまつるすな)

 

むすはじ+蜂須賀のMC。東京公演では、曽祢さんに対する蜂須賀のセリフが「年に一度の祭りですから」だったのに、千葉では「年に一度の祭りだからな」になってて気になった。幕末本公演での最後のシーン(近藤さんの首を落とすことを逡巡する長曽祢に蜂須賀が感情吐露するとこ)でも敬語なのが違和感あったから、ミュ公式の見解を聞きたいよな……

 

M7  漢花、美しき日々

ソイヤ〜〜!!!間奏でグラフィックポイをカンカンするのが好きすぎる。ペンラ芸人になります。これも獣みたいにコーレスしたいよね?!

 

M8  Can you guess what? 

今年もやってくれた〜!ポップアップみほとせ、推せるの極みなんすよね。これも勝手に身体が動いてしまう。擦り切れるほどDVD観てるので……。

 

M9  ゆうやみ 

これが会場替わり曲!?となった。これまた渋い選曲。センステの階段にめいめい腰かけたり脚組んだり、駆け回ってたりするの、平和の象徴かよ。

 

みほとせMC。村正の不穏な(笑)言動に、蜻蛉切と物吉がなんか……故事成語みたいなことを言ったんだけどなんだっけ?寡聞にして聞き覚えがなくて忘れてしまった。分かる方はご一報ください。

そんでサーっと逃げてく物吉くんを追っかけて「待ちなさい!私たちは離れられないのですよ! 3  月  ま  で  は!」って言う村正、沸く会場。いや〜村正イキイキしすぎやろ。好きだよ。

 

M10  誰のモノでもない人生

ライブ版音源〜〜!!!最初のカツ……カツ……(足音)と指パチン!て鳴らす音、絶対あった方がいいよな。  あとこれサビ以外は裏拍でペンラ振りたくない?ジャズやん?    間奏のベースラインが好きです。

 

M11  Timeline

オワ〜〜〜〜!!!!!!!!!!待ってました!!!!!!!!!!!

 

いやなんで小狐と三日月はそんなに冷静に歌えんの????こっちは完全に正気を失ってるんだが。

ステージでこの2人がこの曲を歌ってるのを観ることを、本当に待ち望んでたんですよ……。阿津賀志初演ではペア曲がなかったのに、北園さんの大幅な成長によって叶えられたデュエット……有意義……。

マジで生きてるうちに見られてよかった……大袈裟に聞こえるかもだけどこちらとしては全く大袈裟ではない。大袈裟〜だって〜君は笑うけど〜♪(おちつけ)

あの切ない歌詞を、落ち着いた、悟りきったような表情で堂々と歌いあげる2人、本当に…… なんというか、人間を超越していた。   

まりおくん観るたびに歌上手くなるのほんとすごい。あなたどれだけ伸びるの……。「当てもなく探してる」の抜き方が好き。

 

M12  Don't worry,don't worry

石切丸・物吉だけでなく、陸奥、安定、蜂須賀もいっしょ!このダンス見てて安心する。実家のような安心感。どんうぉりセラピー。

キミの全てで輝き放て〜〜!!!

 

M13  Gateway

アノ……アノ……えっ!?

 

とうみゅ公式、もしかして弊ツイッター見てる?私信?(コラ)  

なんか動揺しちゃって(?)ちゃんと聴けなかった。次は腰を据えて聴きますので。

 

M14  Mistake

そうか……ついにこの曲を全員で歌う日が来たのか……(ナニモン)

「君となら犯したい mistake」を膝丸に歌わせるの、茅野さんの"""絶対全員殺す"""という圧を感じる。こんなに大きいコンテンツになったのにも関わらず、会場を沸かせるためなら何でもする、貪欲なとうみゅが好きです。

 

M15  解けない魔法

エッ新曲!?となった。なにあれ……アコースティックアレンジというか ジャズアレンジというか……。青江と村正というアダルト組、オトナの解けない魔法でした。加州に単騎でJackalを歌われたみほとせ組の意趣返しですかね、ニヤニヤしちゃったな……。

 

MC。不敵に笑う村正、不敵に笑う青江。青江の笑い方がだんだんヤバくなってきてキョドりはじめる村正。「気まずいですね〜にっかりさん気まずいですね〜」逃げる村正。おもしろかわいい。かわいい動物映像を見てる感。

 

2人がはけたと思ったら小狐が奥のステージの一番上に登場。

ぬしさま、ご心配をおかけしました。おかげさまで、より大きくなって帰ってまいりました。」って…………;;;;  おたく、死す。 会場に響き渡る審神者の「お帰り〜〜!」……

からの!!!

 

全て自分次第さ〜〜〜〜!!!!!!!

 

M16  Versus

完璧な流れ。あの件について触れないのも変だし、触れすぎるのもおかしいし。すごくちょうど良かったです。

黄色に染まる武道館、めちゃくちゃ美しかった。こんな大舞台でいつも通りに歌いきるの本当に……本当に…… まるまる一曲ソロなんだよ?いや〜〜……(言葉を失うオタク)

今やとうみゅの覇者となった源氏兄弟をもバックダンサーに従え、センステで堂々と歌う姿が目に焼き付いています。非常にいい経験をさせてもらいました。サンクスフォーギビング。

 

M17  新曲

奥のステージから出てきた堀川のソロから始まる、全員のホワイトクリスマス的な曲。ペンラの謎フォルムはまさかのハンドベルだったという。予想外すぎるんだよな……とうみゅのトリッキー(意味不明ともいう)なところが嫌いになれない。

 

MC    

巴だけ残ってまた鎮魂の舞を舞っているところに人間キャストが順に出てくる。「祭りとは、彼岸と此岸の間がなくなることか……!」と気づきを得る巴ちゃん。そのままはけて、人間キャストだけが残る。

もはや顔見知りとなっている(笑)義経公たちと新撰組メンツが挨拶を交わし、泰衡殿と兄上も合流してわちゃわちゃしてるところに、ポップアップでド派手に登場する釜次郎。推せる。歓声がすごくて(刀剣男士たちに対するものよりヤバかった……)、同担多すぎかよ!となった。 #釜次郎推しさんと繋がりたい のハッシュタグができるのも時間の問題と思われる。

釜次郎が出てきたということは……!?

 

M18  To the North

沸く会場。これはカタルシス感じちゃうよな〜〜……無理やり歌唱力パワーによって浄化される我々。会場に正気の人間はもはやいない。合法ドラッグ・とうみゅの本領発揮である。

J'adore le Kamajiro!!!!!!! エキサイト翻訳なので間違ってたらごめん

 

M19 だいすき

イヤ〜〜〜〜!!!!!本当に好き!!!!!この曲、とうみゅのいいところがギュッと詰まってて大好き!!!!私が死んだら葬式で流してほしいもんな(オタクあるある・葬式ソング決めがち)。

この曲でコーレスするの発案した人に5億円あげたい。天才でしょ。大好きな人たちに大好きって合法的に伝えられるのあまりにありがたい。大好きだよ!!!

ちなみに回替わりらしいコール担当は兄者と蜂須賀。兄者の「大好きだよ❤️」で死屍累々の会場。そして「だいすき〜だ だいすき〜だ 蜂須賀虎徹だ!」笑ってしまうからやめてくれ……はっち、あんな美麗なお顔なのに、ネタキャラっぽくなっていてめちゃくちゃオモロい。

 

M20  Million Merodies

この曲もエモくて大好きなんだよな。もう客降りしなくていいよ、じっくり腰を据えて聴きてえよ。今回2階席にも全員回ってくる仕様だったの優しすぎてとうみゅに惚れ直してしまった。

 

M21  新曲

今年も兼さんが「主たち!手ぬぐいを持つんだ!!」って!手ぬぐい客降り枠が新曲だとは思ってなかった。トリッキー。

「いーじゃんいーじゃん!あ!げ!て!け〜!」みたいな曲だった。ええじゃないかモチーフなのかな?wikipedia:ええじゃないか

狂乱の宴といった趣で良かったです。

 

人間キャストの太鼓パフォーマンスがあり、

 

M22  白刃の月

来ました〜〜!!!この曲かなりかっこよくない??イントロのギターがB'zなんすよね。「放つ一太刀稲光よりも速く」かまじろラップが好き。

 

M23  獣

今年は全員じゃなかったね!センターは兼さん、財木さんの大倶利伽羅じゃないのが素直に悲しい(らぶフェス2017の亡霊)。堀川と兄者のデュエットソロがあって周りが沸いてた……気が……。

間奏ではみんなが一列に並んで、グラフィックポイで1文字ずつ  

真  剣  乱  舞  祭  2  0  1  8

って出てからの桜のグラフィックでした。

 

みんな出てきて、巴に勝敗は出たかと問いかける。石切丸さんがなんか口説いててウケた。

 

M24  巴の魂鎮(たましず)めの曲

 

M25  新曲

全員で歌うバラードっぽい曲。「私と  僕と  俺と   きみと  お前と……」みたいな、それぞれの一人称と二人称で呼びかけるところがあって最高かよ〜!!!となった(人称フェチのおたく)。

 

M26  刀剣乱舞

間奏は、センブロに2人ずつ出てきてはポーズ決めてはけ……という感じでした。

 

みんながはけてから、巴が「これだけは約束できる。またここで会おう!」って言っててすごく嬉しくなった……来年も武道館に来るの楽しみにしてるよ!

 

カテコ

巴→陸→膝→髭→長→蜂→堀→安→兼→今→岩→石→狐→三日月、であってるかな?下手、上手、下手って端から交互に言っていくやつです。

 

印象に残ってるやつ

・「えーと、なんだったっけ、あれ……そうだ!だいすき〜だよ❤️」って夢女を殺しにかかる兄者。去年も夢女殺してたよね?三浦さんこえ〜〜…………

・「俺はこてすではない!長曽祢虎徹だ!」ってブロマイドの誤印刷を逆手に取り笑いを起こす曽祢さん。「今なら膝丸の気持ちがわかる、、、」って隣の膝丸にヨチヨチされてた。

・はっち「大和守に教えてもらったことがある。……蜂須賀デンジャラス!」隣の安定がずっこけてた。ちなみに安定は自分の番で「安定〜ウルトラ〜デンジャラス!」ってY字バランスやってました。蜂須賀、これも真似できるか!頑張れ!

・いまつる「いつも頑張っているあるじさまに、ぼくからお手入れポンポン!(袖のポンポンでやってくれる) 誉ポン!」    ハ〜〜大好き。一生大平さんに足向けて寝れねえもんな。

・石切丸「加持祈祷をしておこうか……いや、長くなるからやめておこうか。」

会場「エ〜〜〜〜!!!」

石切丸「小一時間かかるけど大丈夫かい?」

会場「いいよ〜〜〜〜!!!」

石切丸「いや、まだ挨拶が残っているからやめておくよ……(苦笑)」

コラ!石切丸さんのこと困らせんなよ!!笑  となった。石切丸さんの舎弟なので(?)

・小狐に「ぬしさまたちの素敵な相槌を得て、」って言われて  相槌を打っていたのは我々自身だった……!?となった。コペルニクス的転回。現実がストーリーの中に引きずり込まれる感じ、これが好きなんすよね〜。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ざっとこんなかんじです。が、いかんせんまだ一回しか観ていないので、記憶違いが大いにあると思われます。鵜呑みにしないでね!

今回私生活の方が忙しすぎて次に観れるのが幕張になっちゃうのめちゃくちゃ鬱です。宮城大阪に行かれる方は私の分まで楽しんできてください……ウッウッ……逃げ場所のない Life is so hard...

 

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では。

 

舞台刀剣乱舞 悲伝 感想など

 

お久しぶりです。

実は刀ステを初観劇していたのですが忙しくてまとめる暇がなく、今更ですが途中まで書いたやつを下書きから引っ張ってきました。刀ステ初心者なのでグダグダっぽいですが大目に見てください。

 

 

 

 

 

 

末満さんのTRUMPシリーズは円盤で一通り観ていて、演出とかの癖はなんとなく分かってたけど、案の定刀ステも癖が強かった。語弊があるかもしれないけど、オタクっぽい演出……耽美なタイプの。

作中でも、審神者が出てくるところの構図(くずおれる燭台切、その背後に立つ審神者、逆光の中から現れる極めたふた振り) とか、完全に宗教画だった……  本丸襲撃のとこもアポカリプスかよ!となったし。戦闘BGMも賛美歌みたいな曲だったよね?パッヘルベルのカノンみたいなの流れてた記憶。

BGMといえば、とう!けん!の歌ってあんなロックチューンなんだね……ミュ本丸もびっくり。洋楽使ってるのもびっくりした。演出家の趣味ゴリゴリって感じだ……

 

そして内容。壮大なSF超大作やんけーーー!!!ニトロが提示してる例から遊びすぎだろ!!!ミュの方が全然優等生じゃんね!?ほんとに演出家がやりたいようにやってるという感じ。オリキャラて。

おたく媚びは真剣必殺の半脱ぎ殺陣だけじゃない!?観てるこっちは悪い貴族になった気分でした……。

ラスト20分~あたりの山姥切が結いの目に巻き込まれて歴史を見るところ、ツボすぎて涙が出た。 なんというか、歴史上の出来事って創作物で接することが多いからフィクションだと感じがちだけど実際にあったことで、われわれはその上に生きてるんだな、ってことがじわじわと分かって、歴史っていうとてつもない物の構成人物になってる私たちひとりひとりが尊いなと。人類愛……(?)

結局三日月がどういう過程で暁美ほむら(仮)になったのかは分からなかったけど、しっかり刀解して新しい三日月を顕現してから終わるの、ミュじゃありえねえー!と思った。 そもそもミュはハッピーエンドやし……。末満さんってアングラオタク気質だよね(怒られるぞ)

出陣先の色んな時代と本丸と、舞台を転々として、審神者まで出して、極めた後の不動と長谷部出して、もうミュと切り口が全然違って頭痛い!ミュのオタクなので比較しちゃうのは許して!

刀剣乱舞の主題である「歴史」について。ミュの歴史が「水」なのに対し、ステの歴史は「糸」 。

水は人間が作るまでもなく存在し、ずっと在るもので、コントロールできることはできるけど難しく、また循環している。(ミュは自然主義的運命論を感じる)

糸は人間が手を加えて作るもので、たくさんの糸が存在し、絡まることがある(この理由が不明)。

このメタファー比較したら面白そう。刀ステ前作も観るべき?

 

 

以下キャラ/役者の感想。ごめん多いから全員は追えなかった。とりあえず最初の3人が推しっぽいです。

・鶯丸  前山さんの安定感。そしてあんな細いのに腹筋バキバキやんけ……もはや動くルネサンス絵画。メイクは赤で切開ライン描いてるのとリップがローズ系なの好きです。 声もそっくりだった!言われてみれば柿原氏とキー同じくらいなんだね。

・小烏丸  めちゃかわいくてかっこいいし声がまんま!!踵上げて内股にするのなに!?人差し指で三日月のことちょんちょんってするのなに!?チャーーーーミング!!!なのに三日月のことを「かわいい子」呼ばわりするという。スパダリというか安心感。

・大般若   横顔が美男子のそれでした。顎がちゃんと前に出てるやつ。(骨格を見がち)     真剣必殺の肋の薄めの筋肉~~ッ!というか赤いシャツ着てる3次元の男無理すぎるんだよな、脚長いしダンス上手いし。勘弁してくれよ。

・不動  大切なものをまた失うのが怖くて酒に逃げてしまう不動くんマジでかわいくない?かわいいし耽美。抱きしめたい……愛しい……だいぶ人間っぽい……

・長谷部  あんな小生意気な顔した若い男にあの口調で慕われるの普通に無理じゃないですか?存在が耽美  目つきが長谷部なのめちゃ分かるからズラがほんと~~に勿体無い。

・三日月、山姥切  この2人はやっぱ殺陣上手いね!最初殺陣を売りにしてただけあるわ  横飛びのスピードがすごいし、山姥切のマントさばきも見せ場わかってる感。手慣れてた。殺陣の中の遊びも見てて楽しかった。三日月は声低めで男性性が強かった。

みんな顔もいいし声も似てるのにズラと衣装がほんとに勿体無い!!!!鈴木拡樹氏思ってたより背低いのな!?あんな衣装に布使わなくていい気がする…… 翻る布推しなのはわかるけど大きいサイズ着てるように見える。長谷部の項でもズラへの文句書いたけど、素材殺してどうすんだよ!と思う。鶯の袖ぶかぶかじゃねえか!ミュ衣装の変態っぷりを見習えよ……。

 

その他。明治座というハコが優秀。スポットライトめちゃ種類あってワクワクした。花道とかセリとかもなかなか普通の劇場にはないからね。花道の根元のスッポンから人外しか登場しないってツイートを見たけど、あそこから出てきたの、三日月だったね……

 

 

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そんな感じで超絶今更な感じの刀ステ悲伝感想でした。ほんとは清光単騎出陣の感想もまとめようと思ったけど字数が多くなってしまったので分けます。では。

刀ミュ 阿津賀志山異聞2018〜巴里〜 感想など

 

 

阿津賀志が……終わってしまった……私の夏が……。

こちらは呆然としておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

巴里から始まり、北園さんの件など大変なこともありつつ、昨日大千穐楽が無事終わったわけですが……。公演中は北園さんのことでめちゃくちゃ不安になったり、卒業の噂を聞いてこれまためちゃくちゃ不安になったりしながら青年館に通うという情緒不安定・おたく生活をしていたけど、こうして終わってしまうと、毎度のことながら、喪失感がすごい……。

 

はい。前置きはともかく、書いていきたいと思います。

 

 

 

・1部    大きく内容のこと

開演前のオルゴールは「キミの詩」。これは初演と同じなのかな?気になってるので情報求む。

当たり前だけど、脚本・演出ともにブラッシュアップされていて、無駄がなく、かつ因果関係がすっきりしていてすごく良いと思った。

初演でのゲームシステムの流用がグンと減って、ゲームユーザーに媚びる演劇(言い方は悪いけど)から一般演劇にとても近づいたのではとは思った。あの大仰なプロジェクションマッピングもほぼなくなっていたし。

泰衡とか取り憑かれた義経公のキャラもそうだけど、.5であるがゆえに無意識にイロモノに寄っていた話のディティールが、より現実に近づいた気がする。

あとギャグパートでドカンとぶち込んでくるのもすごく良かったです。

 

・『つはもの〜』との接続

冒頭、蓮の花を持った三日月が登場し、「花のうてな」を歌う。義経と泰衡との戦闘が始まり、義経は泰衡にとどめを刺す寸前で刀をしまう。この歴史がどんなルートを辿ったのか詳しくは分からないけど、この場面から義経が泰衡に良くしてもらっていたことは読み取れる。

これはこの6振りで阿津賀志山に向かう以前、加州曰く阿津賀志山に「何度も行ったことある」三日月が、そこで見てきたことなんだろうと思う。何度も何度も違うルートに逸れようとする歴史に干渉し、生き延びられる人間を"正しく"殺してきた。名残月のシーンで「言葉など偽りばかりよ」と憎々しげに吐き捨てたのは、言葉によって人間たちの籠絡を繰り返してきた己に向けられた言葉だったのかもしれない。

 

と、ここまでが『つはものどもがゆめのあと』あってのプロローグみたいなものかと。

その後本丸に場面は移り、三日月と小狐丸が舞を披露する。

夢のお告げ  雲の上なる帝より

汝 御剣打てと 命下る

相槌なくては槌音響かぬ

はてはて 如何したものか

 

救い求め 参るは稲荷明神

共に御剣打とうと化身現る

相槌手に入れ槌音響き出す

 

はったはったちやうちやう

はったはったちやう

打ち重ねたる槌の音

天地に響きて夥し

表に彼の名 裏には我が名

 

ゆらゆらゆらゆら 揺らめく炎

冴え冴え冴え冴え 光る〜〜

〜〜〜〜 形を成してゆく

 

表と裏 夢と現

向かう槌音 向かう槌音

刻まれた 二つの銘

これも『つはもの〜』との繋がりを感じさせる仕掛け。つはもので小狐丸が一人であどうつ聲を舞った後、審神者が「三日月宗近はどうしたのですか」と聞くシーンがあったけど、正式なのが2人で舞うこのパターンだったんだ、という。

というか表と裏、夢と現をそれぞれ担当(?)するどこまでも対照的で対等なこの二振り、アツいよな……

 

 

・歴史上人物もろもろ

義経

初演はどこが本来の義経公の人格で、どこが刀に取り憑かれた人格かが分かりにくかった(個人的に)ので、今回の取り憑かれると声が変わる演出がすごく良いと思った。 

初演の「〜教えてくれた者がおる。わざわざ未来からのう!」って説明セリフもなくなってるけどこれは初演をみんな見てるだろうからということ?なくても話は通じるようになってるのかな?

義経公、ビジュアルからして美しいのに、性格まで健気でメチャメチャ愛しいですよね。「九郎は、九郎めは、兄上の弟でございます」がメチャクチャ好き。毎回愛おしさがすごい。というかこの兄弟、互いへの感情が濃くて、普通に好き……。冒頭の自害シーンの覚悟が決まった「皆の者、参るぞ」も好き。

取り憑かれた後も、美しいかんばせを歪め、瞳孔かっ開いた無表情で大立ち回りをするの、すごく……フェチ……(怒られろ) 片目だけにアイマスク付けてるの耽美かよ。刀ミュそういうとこあるよね。

あと刀に操られる(引っ張られる)ところの動きがメチャクチャ上手いです。

 

弁慶

最後の戦闘シーンで完全に取り憑かれている義経公に切り込む一瞬の苦悶の表情がすごかった。「何があろうと我が君は我が君なのだ!」とか、度量が大きいというよりも、義経に対する愛がすごく大きい……。

楽の太鼓パフォーマンスでの、「阿津賀志山異聞2018巴里、打ち納めじゃ」の言い方で泣きそうになった。あれはズルくない?!

 

泰衡

冒頭の泰衡と義経公が戦うシーン、殺されないと悟った泰衡が殺してくれってすがるように手をのばしかけたのグッときた。いい奴なんだよね……。

 

頼朝公

むすはじで堀川くんが縛られてた台に縛られててちょっと面白かった。弟に対する感情が濃い。棟梁がんばれ。

 

 

・刀剣男士

全体的にかなり初演と変わっていた。単純に俳優の技術や演技が向上しただけじゃなくて、脚本・演出・俳優自身と、各々のキャラ解釈が変わったのかなとはとても思った。

 

三日月宗近

お人形さんみたいな人間を超越した美しさなのに出陣前にお茶を飲んで相好を崩すの、温度差でこちらが体調を崩すから助けてほしい。かと思えば殺陣は素早く直線的でガツガツしてるし(青いイナズマという単語が頭に浮かんだ)、なんというか  多面性の鬼。

「冗談だ。俺の言うことは 殆どな」と言いつつも、仲間がいないところでは悲壮感も漂う表情なの、本当にさ……。

ねっとりした能みたいな歌い方がすごく上手い。まりおくん、今やりたいことを聞かれて「歌舞伎とか伝統芸能を見て学んでいきたい」って発言してるのをどっかで見たし、その向上心に感謝。

 

小狐丸

岩崎さん、千穐楽が終わるまで小狐丸の姿の写真をアップしなかったの、すごいな……と思った。楽のカテココメントも北園さんへのリスペクトが感じられて胸が詰まった。しっかりした人(と言ったらあれだけど)に代役をしてもらってありがたいです。また北園さんの小狐を見られる日を待ってます。

 

石切丸

初演と比べてもう全て"分かっている"石切丸だと思った。清光に「あんたがなんで戦が嫌いなのか、わかった気がするよ」って言われた後の「え……」もなくなってたし、不穏な「来るよ」になってた。「ここは新撰組ではない」の重みも…… しかし矛盾という名の蕾、メチャクチャ歌上手かったな。実感のこもった「己が武器であること 忘れたことはない」だった。

割と今回(も)石切丸渋い顔しがちだからずっと声が低い。どこのシーンだか忘れたけどゲームの声にすごく似ててハッとした。

「牛に引かれて善光寺参りだねえ」なんでなくしちゃったんだろ……好きセリフだったんだけど……「世話をかけるね」になってた。 あと「体がいくつあっても足りないなあ」から「肉体が〜」になってて、ここはナイス!って感じ。

崎山さんの殺陣とかダンスの時の安定した重心が好き。ターンする時のぶれない軸すばらしくない?軸足が左でも右でも美しいのすごい。あと三日月もだけど袖さばきが美しい。

殺陣だと前に踏み込む斬り込みが好き。敵に刃を押し当ててから峰のところに左手で力を入れて斬るのとか、因果関係がしっかりした殺陣だったように思う。

「気は……よし。履物も……右よし 左よし 烏帽子の紐もしっかりと……」のとこ最高だった。その後の「こればかりはねえ」もかわいい。あの人自分のかわいさ分かってるやろ……。

石切丸の読む祝詞CDがほしいです!!!あそこあまりにいい声だし、あんなガチな祝詞読んでくれるとは思わなかった。笑いが起こっちゃってよく聞こえなかったのが残念なので……特典か何かでもいいのでCD化をぜひ……毎日祝詞ききながら寝たい。

 

岩融

薙刀の重さをきちんと感じられる殺陣はさすが。最後の取り憑かれた義経公との戦闘シーン、やられる演技が上手くて非常に痛々しかった。

初演では大口開けて笑ったり歌ったりしてたのに、今回はそうでもなくて、品が良くなったのかな?と思った。

今剣もだけど、やっぱラストの戦闘シーンは比べ物にならないほど良くなった。戦闘の途中で脱げていく衣装も優れすぎでしょ。

 

今剣

大平さんの憑依型の演技には本当に恐れ入ります……。純度100%の今剣で怖いくらい。パンフで茅野さんも言ってたけどね。

演技への感情の乗せ方がすごいナチュラルで、こっちもナチュラルに感情移入できた。特に「おぼえている」以降の感情の高まりはすごいの一言……。岩融がくずおれて踏みつけられているところ、ずっと泣き声で「いわとおし……!いわとおし!」って無意識みたいに言ってた回があって、こっちも鳥肌だった。

初演で個人的に引っかかってた「やっば!!」とか「ぎく!!」がなくなってたのは良かったです。

そういえば、弁慶がいまつるのスネ攻撃して「ぼくじゃないです!!」てなってたのはマジで笑った。微笑ましい感じのギャグセンスが超一級。

楽のカテココメント聞きました!?さすがすぎませんか!?大平さんのファンサのセンスというか観客を慮るセンス、本当に尊敬する。

「あるじさまたちはいつも僕たちの味方でいてくれました!だーかーら、僕たちも、どのあるじさまもどんなときも、あるじさまたちの味方でいます!」(要約)

いや、我々に「味方」なんて言ってくれるありがたい存在、いる? 親かよ……。孝行しなきゃ……(?)

 

清光

間の取り方が上手くなったな〜と。初演の時点で割と完成されてたからどこ変えてくるのか心配だったけど、対審神者のところとか確実に初演より近づいてきたなと思いました。

戦闘で軽くやられて上手にはけるところ、咳き込んでるのびっくりした…… 賛否両論あるっぽいけどわたしは理にかなった解釈だと思う。

楽でラストの「ちゃあんと見ててよね」のあとにウインクぶち込んできたのヒッ……となった。やはり怖いですね総隊長。

 

 

・蓮の花に関する演出について

冒頭のシーンで三日月が置いた蓮は、私が確認した限りだと必ず兵士に踏まれていた。そして義経公と泰衡との戦いの中でそれが客席に飛ぶ。

ミスか!?と初見時に思ったのも仕方ないことで、小道具を客席に飛ばすなんて演出はとても珍しい。この演出、なにか意図するものがあったのではないか。

『つはもの〜』では、人間たちに干渉し、正しい歴史通り彼らを殺す(死ぬように仕向ける)三日月と「友」である泰衡との間で、象徴的に用いられる蓮。

しく しく(頻く頻く)

くれ くれ(呉れ呉れ)

しく しく(頻く頻く)

くれ くれ(呉れ呉れ)


纏う黒き衣 

泡沫の役目

満ちては欠けてゆく玉桂


半座分かつ 花の台

誰が為にそこにある

宿世分かつための

花の台

「華のうてな2」から引用。 運命をともにすることの例えとして「蓮の台の半座を分かつ」という言葉がある。それが「誰がためにそこにある」ということは、刀剣男士であり、また味方にも黙って"歴史"を守り続ける三日月には、人間たちのように運命をともにする相手がいないということなのかと。髭切が三日月の尽力を明らかにしてくれるのはこの先の時系列だし。

そして蓮を客席に投げたことは、三日月の行動とその苦悩を垣間見た観客に対して、運命をともにする……とまではいかなくても寄り添ってあげてほしい、的な文字通りの投げかけ なのでは、、?ちょっと根拠が弱いけど……。

この考えに至ったきっかけが、小狐丸と舞を舞ったあとの三日月の「主に舞がわかるのかなあ」ってセリフ。もしかして我々は試されているのか!?となって……。メタだよね……。

 

 

 

・2部

オープニングパフォーマンスの曲が幻想即興曲だった!!!フランス仕様じゃん!!(ショパンは主にフランスで活動していた)

衣装がダサいという意見もチラホラ見たけど、パリのあんま詳しくない観客が観ても誰が誰だかわかるように、第一形態からキャラのイメージカラーをプッシュしてきたのかなって……。

 

M1 

彷徨う闇の中 追いつかれないように

祈りよりも強くただ 呼びかける君へ

その記憶 解き明かせたら

もう迷わない

lost 〜〜 memories

一曲目が一番覚えにくいという。クール系のかっこいい曲。

 

M2

限りある世界だって

曖昧な未来だって

消せない 消せない 消せない

光が ここにあって

信じ続ける 今の自分自身を

照らせ in my life

これもクール系のかっこいい曲。イントロに敬礼があったり、両腕上げる振りがあったり、衣装も相まって戦隊っぽい。うぉおっおっお〜〜

 

MC

伝説を生んだ回に居合わせてしまったのでそれだけ書きます。

禊のお題は「都の暑さを和らげる鴨川のせせらぎのような(ここまでは恒例)盆にちなんだ豆知識」で、当たったのが石切丸。

「お盆という言葉は盂蘭盆会からきているから仏教の行事だと思われがちだけど、ご先祖様を供養する民間信仰と合わさってできたものなんだ。だから、つまりはご先祖様を敬う心が大事なんだよ」(細かいところは自信ない)

三日月が「長いな」って言っててそれなとなった。無茶振りお題に対してあの数秒でここまでガチな回答用意できるのすごくないですか対応力。宗教になっちゃう><とハラハラしたがそこも無難にまとめてきて……流石なんだよな……

そしてその後客降り曲の大サビ前で「みんなでご先祖様にお祈りしよう(?) はっはっはみんなのご先祖様も喜んでいるよ」的なこと言っててまた笑った。何の集会だよ。

 

M3

あいあい愛想笑いでも 構わないよ

まいまい毎日その仕草

どうか お願い ボクに  見せてくれよ〜!

断然キミに恋してるんだな!とりあえず

反則だよ!照れ笑いからの

上目遣いで もう無理〜!

何遍だって伝えたいから 笑うなよ

とっておきの 胸いっぱいの

キミのためだけの I love you

ああ 今日も キミに会いたくなる

石切丸・今剣・岩融のハッピ〜〜な曲!めちゃくちゃかわいい!○ャダイン感!

石切丸さんが1番のAメロでいきなり投げちゅしたの普通に死んでしまった。希少価値が高い投げちゅだ……。 あと「お願い!♡」で必ずと言っていいほどウインク入れてくるいまつる〜〜!!!お前だよ!!!!!あんなんでお願いされたら500万振り込んでしまう。「何遍だって伝えたいから」のとこの振り付けがかわいくてコミカルで好きです(伝われ)。

 

M4

Timeline

僕がいなくてもまた 色鮮やかに君の

時間は流れていくよ

Timeline

だけど知りたい君を いつも見ていたい

Timeline  Timeline

三日月しかいないステージから北園さんの小狐丸の声が聴こえてきた時の驚き・悲しみといったら……。しかもそこの歌詞がね!また図ったように切ない……。

暗くなりそうなので褒めに入ります。音源なのに北園さんメチャクチャ歌上手かったです。あの声が流れてくるとドーパミンが大量分泌される身体になってしまった。早く配信してください。

 

M5

綺麗な君にしたためた花言葉

胸にただ抱きいだく僕は馬鹿ですか

花はまだ夢の中

瞳に映る君は 霞んだ空の向こう

心の奥に宿った蕾 君に伝えられなくて

ひらひら 重ねた

清光ソロ。情熱のsymphonia系統の曲。早口で音ハメが難しそうなのに、しっかり踊りつつこなしてて流石……となった。流れるように投げキスっぽい振り付けが入ってるのも流石。

「したためた」って何の花言葉なんだろう。真紅の薔薇は清光自身を表す花だと思ってるから漆黒の椿かな〜と思ったけど、、? ちなみに真紅の薔薇は「情熱・愛情・あなたを愛します・美 」、黒い椿は「気取らない優美さ」という花言葉があるらしい。

 

M6

365日 明日は明日の色になる

大好きだ大好きだ大好きだよ!

looking for your love!

looking for your happiness!

客降り。今回は珍しくラブソングじゃなくて"愛"って感じの歌……(つたわれ) どれもハッピーでめちゃくちゃ好きです。このハッピーさが刀ミュの魅力に他ならない。

 

太鼓パフォーマンスを挟み、

M7

漢道! イントロで岩融が清光のことリフトしててびっくりした!いまつる以外を持ち上げるの初じゃ!?間奏で紐回すのは同じだったけど「ソイヤ!」がとても控えめでこちらもびっくり。何故?パリ仕様?(?)

「もう迷わない」が近づいてくると息吸い込んで口の中湿らせて、\キャー!!/の準備をするのがわたしだけじゃないって信じてる。

 

 

 

こんな感じで『阿津賀志山異聞2018〜巴里〜』が楽しく、切なく、美しかった話でした。あ〜〜終わっちゃったのか……そっか……(まだ信じられてない)

夢みたいな時間をありがとうございました!

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ミュージカル刀剣乱舞〜結びの響、始まりの音〜感想 東京凱旋公演

 

 

刀ミュむすはじの大千穐楽が終わってしまった〜〜!!!今回はロスという感じではなくて、なんかまだTDCに行ったら上演してる気がするような、ふわふわした感覚。

むすはじの感想・解釈は東京公演終わってすぐ投げたけど、東京凱旋でも気づきがあったので、また一から書きます。前記事はこちら!

「ミュージカル刀剣乱舞〜結びの響、始まりの音〜」感想 - 壁に向かって話し続ける

 

 

 

 

まず、時間遡行軍の解釈について。「物語なき」=「語られることがない」ということだとやっと気づいた…… 狭義の物語はあったとしても、それを語るモノがいないと「物語」にはなり得ない。刀ミュのこれまでのタイトルが人によって語られることを意味していた(阿津賀志山「異聞」、幕末天狼「傳」、三百年の「子守唄」、俳句の一節としての「つはものどもがゆめのあと」)のも関係あるよなこれ。

これに気づいたのは1部の巴ソロ曲なんだけど、歌詞を載せている方がいたので紹介します。

むすはじ一部曲歌詞 - Privatter

誰も知らない 俺の通った道など
地図にも残らない 俺の辿った軌跡など
それは 語り持たぬものたちの 道無き道

語り持たぬモノたちの道なき道…… 誰かの物語が綴られる音を聞いているだけの、ほかと溶け合って個として認識されない存在であった巴ちゃん。絶対最初の頃は他の6振りに多少の嫉妬心あったと思う。幕末はとくにアイデンティティの塊だもんな……

刀剣乱舞で「名もなき力 行くぞ いざ覚悟」と歌っているように、物語のある刀だらけの本丸に顕現したことで、物語がないということは強烈な物語となる。 本当に巴ちゃん応援したいキャラだよね…… ある意味主人公にとても適してる。 特別な物語作ろうね巴ちゃん〜!♡(いきなり2部)

ともすれば寂しげになりそうな巴ちゃんのキャラクターが暗くならなかったのは、はるちゃんのHAPPY POWERもあるんだろうな〜。役者の色を混ぜ込んで新しくキャラクターが生まれるのが2.5の醍醐味だな〜と思う。

 

巴ちゃんソロ曲に戻って、

降り埋むは無数の枯れ落ち葉

って歌ってたのは明らかに大木の曲とのリンクだよね……。終わった過去の物事があって、でも他のディテール(=枯れ落ち葉)に隠されて語られない、ってことなのか。

それと最後の

夢 さらさら

この単語、どうやら古語らしい。

ゆめさらさらの意味 - 古文辞書 - Weblio古語辞典

打ち消しを伴って、「決して、少しも」という意味。この頃の巴ちゃんはまだ自分の物語がないことを悲観してるから「ない」という断定を強めるのと、言葉遊びと。つはゆめの「ゆめのあと」を彷彿とさせるような流石の言葉選び。

らぶフェスとかで存在の曖昧な平安刀たちと絡む巴ちゃんが観たい………… 

 

 

 

その2!土方さんについて。本人も分かってるように、彼は組織の中で"現実"を担当する人。むすはじを観てからユメひとつを聴くと、やっぱりこの曲は土方さんの歌ではないな〜と思う。ユメひとつって新撰組隊士の思想の集合体みたいな詞だから切り分けることもナンセンスかもしれないけども。

ユメひとつ - 刀剣男士 team新撰組 with 蜂須賀虎徹 - 歌詞|GYAO!

五稜郭でのシーン、この戦いの大義を掲げていた(「幕府の臣にも気概のある者がいたことを証明するのだ!」)のは榎本さんで、土方さんは「戦は戦だ」と言っていたように、彼は戦いに思想を持ち込んでいなかった。彼が持っていたのは「自分の命をどう使うか」という美学。

時代の幕引きを  鮮やかに彩れ

上でリンク載せた方のぷらいべったーで2部の新撰組+榎本さんの曲の歌詞振りも載ってるのでぜひ見てほしいんですが、これ、互いに歌いかけてない……?

榎本:放つ一太刀 稲光りよりも速く

島&中:時代の幕引きを
榎本:鮮やかに彩れ

これ絶対土方さんに歌いかけてるじゃん……。そして大サビのこれですよ。

榎本:風を切れ 走れ 立ち止まるな
   運命 受け入れしものよ
土方:空に舞え 踊れ!
   命燃やせ この身砕け散るまで

多くは語るまい。土方さんと榎本さん、サイコーのブロマンス大賞2018受賞です。

 

 

 

最後!これは序章の曲と天狼傳2部の「プロローグ」について。

プロローグ 歌詞【和泉守兼定,堀川国広】 | 歌詞検索UtaTen(うたてん)

いや比べるよな……。もともとプロローグはめちゃめちゃ好きで、それは刀剣乱舞のメタシステムをうまく表してる詞だからだった。でもここにきて新しい意味が読み取れることになろうとは……。

ずっと降り続いた雨は止んだ 今何をすべきか

思えば天狼傳では印象的に雨のシーンを使っていた。DVDのチャプター画面でも小雨の音がするしね……

でもむすはじで象徴的な役割を担う銃や大砲、火薬は雨だと使用できない。この対比しみじみとすごい……。

これはほんの些細な序章 

いつか誰かに繋ぐための短いプロローグ

これ、まんま土方さんの美学じゃないですか……

これはたった一編のストーリー

君が誰かに語ることで繋がるプロローグ

と、と、巴ちゃん……

描かれる誰かの描写のひとつに収まらずに

これ、中島くんと遡行軍では……

 

いやもうこれ全部計算ずくだったらすごくない?!何を信じればいいのか分からん!自分の解釈すら信じられない!

あと前のエントリで"月、星、風、波"についてちょっと書いたけど、そこの解釈は普通にむすはじ作中だけでも完結できたね。月を見て歌を詠む土方さんと島田さん。天狼星にまつわるもろもろ。大木の曲のサビ、「同じ風に吹かれよう」。北へ向かう船を運ぶ波。

この4つのモチーフ、今までの曲にもチラチラ出てくるのがニクい。もちろんプロローグにも。

小さな不安 笑うように  風がざわめいた

 

序章の歌の一番曲が高まるところ、

星は瞬き 月は満ち欠け
風は帆を立て 波は押し寄せる
変わるもの 変わらないもの
生まれるもの 朽ちるもの
始まりと終わり

刀ミュシリーズの第1部完結としてこれほど適切な歌詞ありますか!?天才。

そしてここ、作中の戦闘シーンに流れてた新BGMが伴奏のメロになってる。終わらせるための戦、始めるための戦……人々が生きた"証"って、これほどドラマティックなんだね。

 

 

 

 

 

こんな感じで、刀ミュが我々の予想以上に長いスパンでの作品づくりをしていた話でした。(?)御笠ノ大先生の脚本が好きすぎるので一生足向けて寝られません。サンクスフォーギビング。

わたしは第三次阿津賀志チケット戦争の勝利を祈願しつつ、爪と牙を研ぎ澄ますことにします。では!

「ミュージカル刀剣乱舞〜結びの響、始まりの音〜」感想

 

 

お久しぶりです、刀ミュの犬です。

刀ミュむすはじの東京公演があっという間に終わってしまい、早っ!とびっくりしている。前作のつはゆめが私の好みドストライクだったこともあり、あまり期待しすぎないようにしていたけど、杞憂でした。普通にめちゃくちゃ面白かった。なんなら今までのシリーズで一番泣いたし。映像とか見てても全然泣くタイプじゃないんだけどね……

以下ネタバレ注意。あと記憶違いをしている可能性があるのであまり信用しないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

・内容について   ト書きでいきます。

 

近藤勇の首が登場してストーリーの概要が見えてくるの、らぶフェスを見た我々なら前知識あるからスムーズに入れるよね……まさか伏線だったとは……

・堀川を他の5振りが返してもらいに行くところ、土方さんは安定を奥沢くんに似てると思ったの?幕末天狼傳の"歴史"とは分岐違うだろうから普通に沖田くんだよね?

・後述のさらさらと〜の曲で歌われてたけど、阿津賀志・つはゆめが月、幕末が星、みほとせが風モチーフなんだね!何気に初の情報。この作品は寄せる波なのか……「波が寄せては返し、湾の水が少しずつ少しずつ入れ替わるように移り変わっていくのが歴史」って誰かが言ってたんだけど分かる気がする。

・それとも少し関連して、今回、巴さんて水みたいだよなと思った。 刃の形が流線型なのもあるし殺陣も流水のようで……水=定まった歴史解釈がない=物語がない   ってことなのかなと。巴さん、水みたいだし、歴史そのものみたい。

・時代と心中する土方さんめちゃしんどいし、世界一男前だと思う。「武士の誇りの半分は俺が持っていく。お前は残りの半分でこれからの日本を作れ」  めちゃくちゃいいセリフすぎる……劇中で一番好きなセリフです。

・和泉守にある土方さんの要素は分かりやすいけど、堀川の中にある土方さん要素は今までよく分かってなかった。でも今回如実に表れてたと思う、土方さん自身が"脇差気質"なこと。新撰組の中では近藤さんという"本差"を戴き、近藤さん死してのちは榎本さんという"本差"の脇で補佐をする。まぁ榎本さんとは上下関係というよりも対等な関係で互いを補い合うブロマンスっぽさあったけども。少なくとも刀ミュでは、土方さんの描かれ方が脇差っぽいのは確実かと。

陸奥守が土方さん撃った時の表情、全然太陽神でもマリーゴールドでもなかった。苦悩する"人間"の顔だったよ……史実で土方さんが銃で死んだってことは、土方さんを殺す任務だって分かった時に既にむっちゃんは覚悟してたんだろうな……

・ぶっちゃけ陸奥守怖いな〜と思った。本能的に。幕末天狼傳で堀川が「長曽祢さんは言葉が足りなすぎる」ってボヤいてたけど、陸奥守はそれを上回る言葉の足りなささな気がする。自分が何考えてるか心情吐露をしないのにいつも笑ってるし、和泉守の言葉を借りるなら「いつだって正しい」し、仲間からしたらそりゃちょっと信用できないよなぁと。つはゆめで三日月は生き残った義経公と弁慶を「歴史の上では消されたのだから命まで奪うことはない」って言ってたけど、時間遡行軍も命があるのだからトドメを刺さなくていいなんて言ってた刀剣男士いままでいなかったもんな。歴史改変を防げればまぁいいんだろうけど……他の刀剣男士と対立してそうでなんとも。

・時間遡行軍の解釈について。刀剣乱舞のオタクの中では「時間遡行軍=闇堕ちした刀剣男士または他本丸の刀剣男士」って説がわりかしメジャーな気がするので、今回の解釈は初めて見た。"物語なき刀"ってそもそも何を指すの?派手な逸話はなくてもどんな刀にだって"物語"はあると思うし、巴さんみたいな集合体ってこと?でも巴さんは刀剣男士な訳で。矛盾ない?ここを新しい話で掘り下げてくれるのを期待してる。モヤるので。

・「しれば迷い しなければ迷わぬ 恋の道」のくだり、私はゲラゲラ笑ってしまったんだけどあんま笑ってる人いなくて勿体無いな!?と思った。トシさんあんなに精神性男前なのに、仲間内でいる時はからかわれがちなのめちゃくちゃ推せるよな…… あと島田さんのことを「リキさん」って呼んでた理由がわからない。幼名?

・ここまで書いたけど一番好きなシーンは函館五稜郭の執務室、榎本さんと土方さんのつかの間の幸せのシーンで、二番目に母成峠の戦いのシーン(曲)だなと思います。みんなどのシーンが好きなんだろ。聞きたい。

 

 

・曲について

 

さらさらと〜の曲    

「さらさら」って紙に筆記具を走らせる音でもあるけど、水の流れる音でもあるよね……刀ミュにおける歴史解釈が「水」であることは皆様ご存知の通り。これも前述の"巴さんって歴史そのものみたい"の主張の1つの根拠。

あとこの曲って確か2回歌うんだけど、1回目に安定とデュエットした時の安定のパートが胸アツだった。「選べなくても 信じるものがあればいい」って……前の主のことを無理やり乗り越えさせられた安定、めちゃくちゃ健気でかわいいし、ミュ本丸の審神者って荒療治しがちだよなぁと。修行の時に一気に傷つかないようにワンクッション置いてるのかもしれないけどさぁ……

 

石の曲

石って何の暗喩!?同じ形なし、同じ想いなし、同じ終わりなし…… これがまだ考え切れてない。ヒントくれ!ヒント!

 

大木の曲

斜陽の新撰組を木にたとえて、新撰組刀メンツが歌うの普通にしんどかった。つはゆめでの「散るは火の花」ポジっぽい。散るは火の花でもそうだったけど、母成峠の戦いのシーンで下段で戦ってる人間たちがつらくて、、、新撰組旧幕府軍、あんな貧弱な装備で戦ってるんだもんなぁ……私のルーツが会津にあるのもあって、めちゃ感情移入した。島田さんが槍使ってたのキツすぎん?槍なんて戦国時代の武器じゃん……    

 

北へ〜の曲

唐突に入る榎本さんのターン!最高!歌唱力が高すぎていきなり劇団◯季になるの、逆にシュール。歌に聴き惚れながら、近藤さんと沖田くんを置いて時代は進んでいくんだなって悲しくなった。みんな海軍服着てるのが、もう裃つけて刀で戦う人たちは本当にいなくなっちゃうんだなって……

 

かっぽれ&土佐よさこい

来る可能性が高いのは分かってた、分かってたよ、でも土方さんが提案するの!?元主たちと刀剣男士の間の"血"を感じて嬉しくなるよな……あとかっぽれによさこいがremixされるのめっちゃクラブだった……DJ MUTSU じゃん……   堀川の手の返しが鮮やかすぎてずっと堀川ばっか見てた。天狼傳では堀川あんな舞ってなかった(気がする)ので新鮮だった。

 

新BGM

戦闘時のBGMが増えた!AとBとA' の実質2種類新しいやつがあったね!ホルンが唸っててクラリネットが鋭いAとチェロがブンブンのB!テンション上がった!

 

 

・2部について

 

M1   つはゆめみたいに誰かのソロから入るのかなと思ったら普通にみんなの曲だった!何気に露骨なエロ曲のない刀ミュ、待ちに待った(?)不健全曲の可能性がある。

刻ませてよ

kissing kissing kissing for you...for you

鼓動 優しく触れたい

他にも「誰のものか教えたい」みたいなニュアンスの詞があった……ような……。不健全……。あと確か変拍子があってペンラが振りにくかった。

 

M2   ノリのいい宇宙的な曲!衣装の第一形態がギラギラしてるのは宇宙服的なことだったのね!振りもかわいくてかっこよかった!

 

M3  長曽祢さんのソロwith陸奥・安定!ちょっと演歌というか民謡というか、掛け声の入った和風の曲。陸奥と安定はダンサーしてた。

 

M4  堀川ソロのバラード!ラブソング!

I love you

僕がいるこの場所  君がいるその明日

確かなことなんて言えないけど

 

M5  兼さんと巴さんのジャジーで大人な曲!しかし歌詞の内容が"""人生について"""という。ド        健        全         こういうとこが刀ミュくんすき!

 

M6  客降り!ゆったりめな曲!(いつも)  全く何歌ってたか覚えてない!以上!

 

M7  みんな大好き「獣」!まさか歌うと思ってなかったから例のイントロにポカーンとしてしまった。らぶフェスで大倶利伽羅のソロだったパートは陸奥が歌ってた……よな?曽祢さんだったっけ……?   間奏でグラフィックポイ回すんだけど、一人一人自分の紋が浮かび上がるようになってたのすごい。

あと!らぶフェスで青江が「振り返らないのが獣道」のところで身体をなぞる謎のセクシー振りをしてたのがずっと脳裏にこびりついていたんだけども、今回長曽祢さんもその振りをしていてアハ体験を感じた。でも安定とかはやってなかったからセクシー担当に与えられし振りなのかな……?てかこの曲ってセクシーな曲か?この曲流れると条件反射でテンションブチ上がってしまうので何も考えられなくなるんだけどね。

 

M8  新撰組の3人と榎本さんの曲〜!まさか2部でも歌うとは!嬉しい!

風を切れ 走れ 立ち止まるな

定め受け入れし者よ

2部曲の中では一番メロ覚えやすいと思う。

 

M9  戦装束に着替えて出てきた刀剣男士6振りの曲。メロをボイスメモに録っておいたはずなのに事故って全く聞こえないという。どんな曲だっけ……イントロがキャッチーだったのは覚えてるんだよ……

 

いや2部だけで9曲もあったのすごいな。日替わりはつはゆめに引き続き、巴さんがファンサを教えてもらった刀剣男士とそのエピソード、ランダムで誰かのセリフをコーレス、のパターンでした。

 

 

 

締括

 

ぶっちゃけ今回の刀剣男士レベル高かった!続投組は言わずもがな、阪本さんは表情筋が堀川そのものだったし、田村さんも新人とは思えない歌とダンスで、はるちゃんは流石の巴さんでした。

脚本とか構成も前までと同じパターンにならないように考えられてて、常に上を目指し続ける刀ミュが好きだな〜と再確認しました。

み〜〜んな誉!次は大阪、そのあとは東京凱旋公演!ファイト!

 

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〔続編エントリ・むすはじアンサー編はこちら!〕

ミュージカル刀剣乱舞〜結びの響、始まりの音〜感想 東京凱旋公演 - 壁に向かって話し続ける

 

 

トーハクに大包平・亀甲貞宗・大般若長光を観に行ってきた話。その2

 

 

 

その1トーハクに大包平・亀甲貞宗・大般若長光を観に行ってきた話。その1 - 壁に向かって話し続けるの続きから。

 

 

短刀 左安吉 名物 一柳安吉

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幅広で殺傷力の高そうな短刀!そして直刃じゃない!

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見よ、この刃文の美しさを。

 

刀 左安吉

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幅広で太い樋が通り、豪壮。磨りあげ茎

 

太刀 長船光忠

丁子と湾れがまざるの長船っぽく派手で良い。

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地鉄もよくつんでギラギラしてる。磨りあげ茎、銘がシンプル。

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長船光忠

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幅広に太い樋で豪壮!丁子めっちゃ派手で長船!って感じ。磨りあげちゃったの勿体無いくらいの迫力。

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極められてて金象嵌銘。表に「本阿(花押)」、裏に「光忠

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写真下手で見にくいけど「光忠」って嵌め込んである。

 

 短刀 相州行光

直刃なのに地鉄がつんでて派手!帽子返り深い シュッとしてる気がする

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短刀 伝相州行光

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これも地鉄つんでる。直刃調だけど小乱れになってておもしろい

 

郷義弘

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つんでギラギラした地鉄、湾れ、擦り上げ茎で目釘穴ひとつ埋めてある  鋒が小さめのせいかシュッとした印象

 

 

 

二階に移動し「武士の装い」の部屋の刀を観る。

 

太刀 銘備前国友成

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友成の刀観るの初めてかも!長いのに反り浅くて小鋒だからシュッとしてるように見える。

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鋒フェチです。

帽子焼き詰め、よく見ると地鉄の働きがおもしろい  小乱れ

 

太刀 福岡一文字助真

もはや安定の福岡一文字くん。いつ観ても派手。

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一文字派ほぼこれしか観たことないので、一文字=派手という印象ができてしまっている。合ってる?

 

太刀 青江次吉

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青江派なのに幅広!古青江?直刃で帽子返り浅い

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よくつんでる

 

大笹穂槍 下坂孫次郎

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うすい!

 

 隣に長船元重の薙刀もあった。

 

友成の太刀の隣にあったこの拵(桜花文兵庫鎖太刀)、

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めちゃ細工細かくてきれいなんだけど、

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なんて書いてあるのか気になる。和歌かな?

 

 

 

 

 

こんな感じで4ヶ月ぶりのトーハクでした。いつもの通り浅学な人間の主観にまみれた記録なので多分たくさん間違ってると思いますが、、、奥州宝寿きれいだったな〜。それでは。

 

 

 

トーハクに大包平・亀甲貞宗・大般若長光を観に行ってきた話。その1

 

 

 

長くなったので前後編に分けたことからも分かるように、今回は刀剣乱舞に実装されてる刀が三振りも同時に展示されていた。というのも常設展示の13室「刀剣」と、5,6室の「武士の装い」以外にも「刀剣観賞の歴史」というピックアップ展示(ピックアップガチャみたいに言うな)があったためで、普段より展示刀剣の数も当然多かった。楽しかったけどちょっと刀酔いした(?)

 

 

まず13室、刀剣の間から。 大包平はこの前三日月が展示されていたのと同じ位置に展示されていて、平日にも関わらずやはり列ができていた。

 

 

太刀 古備前包平 名物 大包平

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幅広!の割に重ね薄い! 本当に大きい。先の方が丁子の互の目、刃文もはっきりしてて主張が強い。帽子は掃き掛け?よくつんだ地鉄、ハバキもでかい。これは横綱ですわ……

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うすい!

 

 太刀 古青江貞次
古青江の細さスマートさが大包平と並ぶことでめちゃ際立つ。割と腰反りで小鋒、生ぶ茎。繊細な小丁子、地鉄も静謐な美しさ。

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短刀 粟田口吉光 名物 岡山藤四郎
吉光らしい大きさと厚さと直刃。樋が二本、返り浅め、働きと言うのかな?鉄の黒い部分がうっすら見えるのがきれい。ハバキの位置ずれてない?というか小早川秀秋が持ってた刀なのか〜。

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太刀 尻懸則長 銘 大和則長作
尻懸派初めて観た。割と幅広で反りがバランス取れてて鎌倉物って感じ。太刀で直刃調って珍しい気が。地鉄めちゃ見やすかったが帽子はよく見えず

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太刀 長船長光大般若長光
長船派!って感じのすごく派手な丁子。割と大きめだけどそこまで幅広くなくて、樋の通り方といい小鋒といい銘のシンプルさといい、絶対ダンディーで小粋な老紳士だよ〜。解釈一致です。磨りあげ茎なのね。

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太刀 長船兼光 名物 福島兼光
並んで展示されてた大般若より長く見えた。鋒がよく斬れそうで良い。帽子まで続く繊細な小丁子に倶利伽羅龍と三鈷剣

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f:id:ellisamamiya:20180222013228j:image焼き詰めっぽい帽子

 

短刀 相州国光
返り深い!吉光の短刀より細長い気がすると思ったら茎が短いのか。地鉄がめちゃくちゃつんでで超きれい。

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刀 伝相州正宗 名物 籠手切正宗
観るのは2度目。豪壮!めちゃ幅広、めちゃ大鋒、ゆるやかな湾れ。太い樋に尻すぼみの銘がちょっとおもしろい。

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脇指 越前康継
三鈷剣に倶利伽羅龍、鋒まで続く小丁子、幅広の強そうな脇指。銘が端整。

 

堀川国広
これも観るの2度め。国広らしい幅広の豪快な刀。中ほどの地鉄の働きがおもしろい。鋒まで湾れていて帽子の返りがかなり深め。

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重ねも厚い!

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脇指 式部丞信国

これだけ写真禁止だった。太い樋に浮き彫りで「富士浅間大菩薩」とある。(浅は旧字)
丁子っぽいすごい乱れ刃、ハバキに梵字と蜂?蝶?葉っぱ?みたいな文様があった。

 

太刀 奥州宝寿
美しい小丁子に小鋒。細くも太くもない樋、地鉄もあまりギラギラしてなくて上品。今回の展示の中で私が武将だったら使いたい刀No.1。(何) 地味に磨りあげ茎だった。

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脇指 大慶直胤
幅広のthe脇指サイズ、ひと三個剣に倶利伽羅龍。帽子返り浅く、沸のついた湾れ。銘ナニハって何!?

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刀 和泉守国虎
幅広、刀にしては大きめ、反り深く、重ねも厚い。銘の菊がセンス良い。

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太刀 長船盛光
長船派らしい派手な互の目丁子に太い樋、反り浅く、あまり幅は広くない。磨りあげ茎?

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短刀 相州国広

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国広は上記の国光の子だそうで、作風も似ているらしい。が、直刃の短刀ってあんま違いが分からないんだよな〜……勉強します。

 

 

 

14室に移動し、「刀剣観賞の歴史」展の刀を観る。

 

刀 相州正宗 名物 観世正宗

深めの反りが美しい。鋒まで通る樋のハバキの下の部分に梵字。湾れ。板目にところどころ杢目が混ざっていておもしろい

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刀 相州正宗
正宗って作風いろいろありすぎでは?観世正宗と姿からして違う。刀にしては大きめ、湾れ、金象嵌の銘、よくつんだ地鉄

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 刀 相州貞宗 名物 亀甲貞宗

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湾れ、よくつんでキラキラした地鉄、二本の樋、小鋒。こちらも刀にしては大きめ。

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茎まで樋が通る。無銘で亀甲紋だけ彫るのめちゃオシャレでは?

乱れ刃だから亀甲くんのキャラがアレなのか……?あと思ってたより刀が大きかったので身長設定が気になった。

 

太刀 古備前正恒

割と豪快で直刃調に小乱、樋が通る。地鉄が白いとこと黒いとこの差が顕著。

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刀 伝古備前正恒

元太刀なのがバレバレの大きさに、地鉄で魅せるタイプなのか、直刃調。
上の正恒の太刀と、あまり派手でない刃文、太い樋、小さめの鋒などすごく似てる。

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写真を多くあげすぎたせいで予想外に重くなってしまったので、一旦ここまで。その2トーハクに大包平・亀甲貞宗 - 壁に向かって話し続けるへ続く。