2020年聴いてた曲
こんにちは。年末まとめです。
今年は外に出られず、家でずっと音楽流してたな……と思い当たったので、現場まとめではなく楽曲まとめを書くことにしました。
ルールとしては、
・リリース年は関係ない
・その曲を知った年も関係ない
・順位付けはなし
これだけ!
では、個人的好み100%の選曲をどうぞ。
言の花/加州清光
https://music.apple.com/jp/album/lost-the-memory-type-f-ep/1492283341
リンク先の二曲目。
この曲自体は2018年夏の公演で歌われた曲なんですけど、いろいろあってリリースが2020年1月でしたね。そんで歌詞を初めて確認したら思ってた以上にやばくて。
「僕は二十四時の枕元で涙落とす」から始まるラブソングをあの情感たっぷりな歌い方で歌われた日にはさ。最高になっちゃうじゃん。
これまでの曲で「赤い薔薇」「黒い椿」に喩えられてきた加州が、「白い小百合」の女を好きになってしまう曲、改めてヤバなのよ……
やくしまるえつこ『ロンリープラネット』(RADIO ONSEN EUTOPIA) / Etsuko Yakushimaru - "Lonely Planet" (ROE)
やくしまるさんの曲で多いパターンだけど、幼い声に平易な詞だから一見わかりやすいと見せかけて、だんだん明らかになっていく状況が物悲しいかんじ。恋愛ソングでも相手のことが一切描写されずに自己完結してる感が漂ってたりして、人はどこまでいっても独りなんだ、っていうニヒリズムの中の情緒がハマる人にはハマる。
この曲とか夜中に一人できくとかなり良い。今年は家族以外の人と全く会わない日々が長く続いたのもあり、これを聴いて感傷を楽しんでいた。
相対性理論『ケルベロス』MV / Soutaiseiriron - "Kerberos"
一転してこっちはキュートなやくしまる曲。
情感だけじゃなく対句とか押韻にも特徴のあるやくしまる詞ですが、これも歌詞のリズム感とかキャッチーなサビも相まって、耳に残り続ける。MVのケルベロスもかわいい。
少年よ我に帰れ/やくしまるえつこ
これもめっちゃ聴いてたな。いい意味で普通のJpopっぽくてさらっと流しておける。
そういえばこの曲、中学の同級生が当時カラオケで歌ってたの思い出した。時間差で昔のアニソンハマりがち(575)
FLASHBACK/相対性理論
押韻が気持ちいい〜〜!ローテンションの中、畳み掛けるようなボーカル。
「あなたは何度も甦る 私はいつでも呼びかける」が観念論っぽくて好き。観念論者・夢女なので……。
わたしは人類/やくしまるえつこ
気に入って聴いてたらコロナがこんなことになってしまってフィクションとは思えなくなった一曲。
全部の歌詞好きだけど、特に大サビの「いっぱいあったな 記憶はここにあるんだな」がすごい。こんなマクロな視点の歌詞書ける?
家で踊るっきゃない!!!!!!!!!!!春ごろよく聴いてたけど、最近になってまたずっと流してる。
ダンスミュージックって歌詞の意味があんまなくてボーカルパートが少ないから、勉強してるときにも重宝した。
Don't you want me/PSYQUI
これも院試の勉強するときほぼ毎日かけてた……懐かし。懐かし山異聞。
オタク受けしそうなテクノだな〜と思ってたら作曲の人オタクらしい。なるほどね。
Hype/PSYQUI
このトラックもめちゃ聴いてた。というかPSYQUI全体的に聴いてたけど、権利関係的にリンク貼ってよさそうなのが少ない。海外で人気みたいですね。
追記・書いてから気がついたけど、PSYQUIはSpotifyにありました!ぜひ検索してみて!!
とびだせ!バンキッキ/ShibayanRecords
Shibayanの曲は中学時代から大好きでCDも持ってるんだけど(同人なので流通が少ない)、これも去年あたりから海外で人気に火がついてるっぽい。
これは歌詞が電波なタイプの曲で最初はびっくりするかもだけど、慣れるとハウス×電波サイコ〜〜〜♡になる。脳ドロドロ。
賢者の極北 (Nhato Remix)/ShibayanRecords
これは元の曲よりリミックスが好きで朝から晩まで聴いてた!こっちは衒学的な歌詞のShibayan。どちらも好き……。
Desert Years/ShibayanRecords
このボーカル、やなぎなぎさんの別名義なんですよ。声が綺麗な人って認識されがちだけど、Shibayan曲ではその歌唱力と表現力を余すところなく表出していてすごい。今回選出はしてないけど、『花のいろは』の超絶技巧は必聴。
レディメイド・シティライフ/ShibayanRecords
サウンドがカッコ良すぎてあまり意識していなかったけど歌詞がかわいいんよな。
途中、英語と日本語の発音の境界が溶けていく感じが面白い。
匿名ラジオでARuFaさんが歌ってたのをきっかけに知り、一時期狂ったように聴いてた。ちょっと昔のアニソン好きがち。
電波ソングの良さが分かる歳になったの、感慨深い。
Dress Down/秋元薫
Dress Down - song by 秋元薫 | Spotify
80’シティポップ、YouTubeに公式チャンネルないがち。これ以下はSpotifyになります。
昔のテクノ!!って感じの楽曲と雰囲気のあるボーカル、ザ・シティポップな歌詞。お気に入りです。
プラスティック・ラヴ/竹内まりや
プラスティック・ラヴ - song by Mariya Takeuchi | Spotify
まあ聴くわ。飽きても惰性で聴き続けてたな。もはや有名すぎて私が語る必要なんてなさげ。
SPARKLE/山下達郎
SPARKLE - song by ビクター・ファンタスティック・オーケストラ | Spotify
作品世界が完成しとるのよ。「七つの海から集まって来る 女神達のドレスに触れた途端に」天才の冒頭だと思う。
This Is All I Have For You/松下誠
This Is All I Have For You - 2018 Remaster - song by Makoto Matsushita | Spotify
かっこいい。サウンドもかっこいいし、ボーカルも渋くてかっこいい。あとジャケも令和リリースと言っても不自然じゃないオシャレさ。
ガラスのPALM TREE - song by S. Kiyotaka & Omega Tribe, Kiyotaka Sugiyama | Spotify
これも超好き。サウンドも歌詞も良い。海辺が舞台の曲なのに、季節が冬なのが一癖あっていいんよ……
I LOVE YOU SO/大橋純子
I LOVE YOU SO - song by Junko Ohashi | Spotify
大橋純子さん歌うめ〜!我々後世の人間はシティポップのサウンドを聴いてるので歌が下手でも趣があってアリなんですけど、大橋さんはパワフルで現在でも通用するボーカルだと思う。
MIDNIGHT DRIVER/吉田美奈子
MIDNIGHT DRIVER - song by Minako Yoshida | Spotify
短調のどこか不穏なイントロと独特の重さのあるボーカルがたまらん。定期的に挿入される電子音は何の音なんだ?
淋しい熱帯魚[Bonus Track] (Remastered 2013) - song by Wink | Spotify
シンセから入る硬派なテクノ感とアイドル的キャッチーさを両立させてる良曲。
ボヘミアン - song by Yuki Katsuragi | Spotify
シティポップではないけどこれもかなり聴いた。こんなに癖強いボーカルは今いないのでは?
Candy/具島直子
Candy - song by Naoko Gushima | Spotify
またまたシティポップ界隈でめちゃくちゃ有名なやつ。リズムとサウンドとメロディーと歌声の調和。
以下、合法の音源が見つからなかった曲。
この曲のグルーヴ感を嫌いな人いないでしょ!?ピアノの使い方うめ〜
メリー・ゴー・ラウンド/山下達郎
ハードなベースがかっこいいイントロが、ボーカルが入った途端に一転メロウに変化するのがすごい。「二人きりの真夜中の遊園地」なんて関係性のオタクは好きに決まってるじゃんね。これも深夜に一人で聴くとセンチメンタリスムに浸れます。
氷のマニキュア/山下達郎
plastic loveの男視点みたいな歌詞。こういう都会に染まった女のモチーフが多用されてんのも趣を感じる。全体的にかなりメロディアスでキャッチー。サビのファルセットが良。
kissから始まるミステリー/山下達郎
ほんと耳に残る曲を作るのがうまいんすよね、、、あと声が「夏」。歌声だけで夏の情景が浮かぶのがすごい。
Mystical Composer/菊池桃子
無機質なシンセと素朴なボーカルがいい味出してる、エフェクトだけが響いてる感じ。歌詞がDJにガチ恋した若い子のこと歌ってるのも相まってかなり相乗効果。
Airport Lady/角松敏生
シティポップはまりたての頃よく聴いてた。イントロ、飛行機の音→キラキラした音(?)入ってんのいいよね〜!Aメロのボーカルのメロディアスさと対をなすスラップもかっこいい。
黄昏のBay City/八神純子
これもはまりたての頃エンドレスで聴いてた。八神さん短調の曲歌いこなすのうますぎ案件。冬の海辺の街の寒々しさが浮かぶような編曲とボーカル。
Space Scraper/角松敏生
コーラス、スラップ、トランペットと三拍子が揃った典型的シティポップ。角松さんも軽めのテノールだから都会的な印象を与えるボーカルなのは分かる(声オタ並感)。
By the end of century/AB'S
ずっと同じリズムの硬いサウンドが、サビ入った途端にメロディアスになるのが良い。ボーカルも洒脱でカッコいいんよな。
一瞬夜伽伴侶〜ギヴ・ミー・タブー〜/坪倉唯子
この曲でシティポップの魅力にズブズブになったと言っても過言ではない。打ち込みの強めベースラインに負けない張りのある歌声。キャッチーなのに艶っぽい曲調もほんとにいい。
熱帯夜〜Dancin' in the Middle of Night〜/坪倉唯子
短調だったメロがBメロの終わりにかけてガツンとスケール大きくなるのがかっこい〜。低音も高音も豊かなボーカルに惚れ惚れする。そしてタイトルに恥じない、勝手に体が動くようなグルーヴ感。
渚でダンス/間宮貴子
明るくて爽やか〜〜!サウンドというよりはメロと歌声の柔らかい調和が聴きどころかも。
サビの三連符が水みたいで好き。
こんなところでしょうか。書いてたら年明けてるし。
2021年はもう少し外に出られるようになるといいですね……。
では。