壁に向かって話し続ける

オタク女の備忘録

夏を惜しむ

こんにちは。こないだまでの暑さが嘘みたいに涼しくなりましたね。過ごしやすい季節になると胸がザワザワして落ち着かないのはわたしだけじゃないと思います。気候に虐げられてないとなんか怖い。生きにくいですね。

 

さて、こんな秋も深まってきてからこの曲を聴いてしまったせいで死にたくなってます。

もしかして今年の夏、何もしてなくない?……よく考えてみればわたしにとっては十代最後の夏だったんですけど、有意義に使えただろうか。

このMVみたいなドラマティックな青春をしてみたかったけど、こういうのって当事者は全然「青春」の自覚がなかったりするんだよな。

あとこの曲、詞が独白の形になってるんだけど、いつのタイミングでの独白なのかごちゃごちゃなんだよね。

「パッと光って咲いた 花火を見ていた (中略)  この夜が続いて欲しかった」

過去形だから過ぎた夜のことを言ってるはずなのに、直後に「この夜」って出てくるし。心はまだ花火の夜にあるんだろうな。エモ。2番Aメロ、米津さんで一番好きな音域かもしれん。

 

さて7月のわたしは夏のめあてとして「本を読む」を掲げたのですが(小学生か?)、やはりなかなか時間が取れず、専門書以外の小説は6冊しか読めなかった。でもめげずにそれらの感想を書いていこうと思います。ランキング形式にしよう。ネタバレあるので注意。

 

6位『恋文の技術』森見登美彦

書簡体小説っつーことで、1人の人間を多角的に書くことへの挑戦的な?教え子を入れたのが効いてた。良いところは登場人物の血が通ってること、悪いところは登場人物の自意識が時折キモいこと、あと清々しいくらい得るものがないこと。森見作品もうほとんど読んだんじゃない?とwikiを見たら、半分くらい未読だった。解せぬ。テーマも登場人物も似てるからなぁ……

 

5位『爪と目』藤野可織

3つの話を含む短篇集なんだけど、静かな中になんとも言えない不吉な感じがあってすごい。

表題作、胸糞形かと思ったら割とリアル。現実こんな感じじゃない?その中を波風立てないでやっていかなきゃいけなくて。あとメタファ使いすぎで面白かった。独裁者と伝記作家、乾燥と潤い、コンタクトレンズ…… 「しょう子さんが忘れていること」明らかにされてない事柄がたくさんあって怖い。ミステリっぽさもある。結局しょう子さんは何を忘れているのか?                     「ちびっこ広場」不吉なことは何一つ書いてないはずなのになんでこんなに不吉なの。終わり方もかなり怖い。

 

4位『ジョーカー・ゲーム柳広司

クセがないというか作者の自意識が感じられない文章(?)で非常に読みやすかった。アニメが面白かったので原作読んだんだけど、構成そのままだったのか……柳さんの構成にそれだけスキがないってことだよね。

 

3位『ポイズンドーター・ホーリーマザー』湊かなえ

たぶん誰しも他人の愚痴というかマイナスな感情を消費したい時があって、そういう日に湊作品を読むんだろうなと思ってる。いくら胸糞悪くてもフィクションだから、引きずることなくサクッと消費できるもんね。2chアンチスレとかツイの愚痴垢とか見るよりよほどマシ。人間のメンタルの流れを分かっててこのジャンル書いてるんだったらすごい。

 

2位『エクソダス症候群』宮内悠介

ハピエンのSFって虚無を感じる……全体的に、わかる〜〜!という精神病の症状の記述が多かった。希死念慮は逃避への希求、それな。逃避先としてシステムの違う社会を複数用意しておくのとかよいのでは?人間を損なう社会、シンプルに本末転倒だもんな。精神のあり方と宗教のテーマも面白かった。

 

1位『エムブリヲ奇譚』山白朝子

予想より面白かった。これも作者のクセがない文章でさらっと読めた。短篇集なんだけど、完全なオカルトから本当は人間が一番怖い系の話までフルコースで、エンタメとしてとても良かった。わたしは「〆」が一番ぞわっとして好きかな。あと蠟庵せんせのマイペースさ、探偵みある。

 

以上。ほんとはこないだ観た舞台の感想も書きたかったけど、さすがにごちゃごちゃしすぎなので分けます。 では。

舞台にまつわる近況報告

秋らしくなってきましたがいかがお過ごしでしょうか。わたしはと言うとなんと舞台俳優に入れ込んでしまって、なけなしの金で舞台のチケットを買う生活をしています。完全に想定外。

いやマジなんでこうなったんだろう……と思い返してみると、みほとせのライビュにたまたま行けたことから始まったんだよな……その時の記事はこちら↓

獅子王鑑賞と初めての2.5の話 - 壁に向かって話し続ける

いかんせん刀剣乱舞にハマったのがアニメ花丸からなので、ライビュを観た時点ではトライアルも阿津賀志も幕末も観てない。特に前評判を聞いたわけでもなく、知識ゼロからの刀ミュだった。それでもう衝撃だったんだよな。

幸いにもわたしは突然歌い出すミュージカル形態への消化酵素も、役者が原作キャラとして生きる2.5形態への消化酵素も持っていたので、ひたすらに楽しかった。2.5ミュージカルがこんなに楽しいものだとは思っていなかったので、終演後は呆然とした。今までのわたしの人生は何だったのか。大袈裟かもしれないけど本当そのくらいの衝撃だった。数日間は魂が身体に戻らなかった気がする。正気を失った観劇直後のツイートの一部↓

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こうして刀ミュと運命的な出会いをした後は、わたしのオタ趣味の比率は  刀剣乱舞-ONLINE-:刀鑑賞:刀ミュ=4:2:4  くらいになった。生活が変わった。朝はミュの楽曲で目覚め、電車でもミュ楽曲を聴き、家に帰ると円盤を観るという暮らし。最近の情緒不安定はほとんどチケが取れないことに起因するし、わたしは刀ミュに魂を売り渡してしまったのかもしれない。

あとこのジャンルに来て、長いオタク人生で初めて同担拒否する人の気持ちが分かるようになった。こうして人は憎しみを覚えていくんだな……

 

 

話は変わって9月。刀ミュ新作も加州の単騎出陣もチケがご用意されなかったわたしは完全に鬱になり、人生の意味を三日三晩考えた挙句に全く原作を知らない2.5ミュージカルのチケを取った。好きな刀ミュキャストが出ていたとはいえ、金を落とすジャンルは刀一本に絞ると決めたわたしにとっては結構虚しさを感じることだったんだけど…………シンプルに面白かった。刀ミュのこととか忘れてバリバリ楽しんでしまった。即堕ち2コマか?って感じだけどやっぱ生は違った……目当ての俳優さんはメインの1人だったため出番が多く、歌うわ踊るわ可愛らしく笑うわ真剣な顔で激昂するわ、もう全部盛りだぜ!って感じで弱いオタク(わたし)は ウッ……などと呻くしかできなかった。だって客席に降りてくるんだよ!?安定風に言うと(?)この手を伸ばせば届くほどの距離だよ!?いい文明……2m前で推しの筋肉が弛緩したり収縮したりしてるのヤバでしょ……

といった感じで今は刀と舞台の二足の草鞋を履いてますっていう近況報告でした〜。書こうとしてたことが全く書けなかったのでまた次回。

8月刀鑑賞まとめ

 

こんにちは。急に気温が下がって風邪を引いた上に、刀ミュのチケ競争に負けそうで死んでる審神者です。今日は8月の刀関連のまとめを……

 

 まず一関市博物館、『新たな国民のたからー文化庁購入文化財展ー』で観た刀。

 

太刀銘則重
地鉄ははっきりした板目 磨りあげっぽい茎 目釘穴ひとつ埋めてある のたれメインの乱れ刃 帽子先尖る

iPhoneのカメラでもこんなにはっきり地鉄が写るのすごくない?

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中務正宗
ハバキに和歌?書いてあってかっこいい 地鉄ところどころあまりはっきり見えず 帽子焼き詰め 磨りあげ茎 太い樋

茎にある金象嵌は極め銘らしく、極めたってのはわざわざ象嵌を施すほどアピールポイントになるんだな〜と思った。正宗だもんな……

あと名の由来にもなってる中務(なかつかさ)っていうのは本多忠勝のことで、そこから家康に献じられて徳川将軍家に伝来したらしい。f:id:ellisamamiya:20170907183603j:image

 


太刀銘久国
粟田口派 茎うぶ だいたい直刃 帽子焼き詰め

 


太刀銘安綱
一番好みかも 細身 小鋒 今回一番腰反り高い 地鉄はっきりした板目 乱れ刃

以前観た安綱(確か……)の太刀もとても好みだったのでなるほどと言う感じ。f:id:ellisamamiya:20170907183927j:image

 


博多藤四郎
樋が二本 はっきりした板目 広直刃 帽子返り浅い 重ねもそんなに厚くない

五虎退、厚藤四郎と吉光の短刀を観てきたけど、断トツで地鉄がはっきりしてるのでは……!?f:id:ellisamamiya:20170907203149j:image

 


太刀銘正恒 (77.8cmの方)
はっきりした板目映り立つ 一枚帽子か
丁子混ざる直刃 銘の上の茎穴二つ埋められている


太刀銘正恒
広直刃、のたれたり乱れたり
小鋒で腰反り高めで細身、バランス良い 掃掛け帽子 家紋ゴリゴリの拵え付き

正恒の太刀、トーハクで観たような?と思ってたらそれは古青江の正恒だった。こちらは古備前の正恒。wiki見たけどやっぱ別人ですね。そろそろ刀派ごとの特徴を覚えたい。以上。

 

 

次に、三越日本橋本店、『河内一門の日本刀のこれから〜刀剣乱舞「復元 三日月宗近」登場〜』について。

 

 こちら隕石の鉄を使って打った、その名も「流星刀」。いやめちゃくちゃロマンありません!?鉄と炎から生まれる日本刀がそもそもかっこいいのに隕石の鉄ときた。仮にこの刀が刀剣男士として顕現したら、寓意的で最高だな……って感じ。

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チラシにも使われていた『曙』。焔のような繊細な乱れ刃にため息が出る。

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お目当ての『復元 三日月宗近 影打(改)』。アホか?って感じなんだけど、 打 除 け を チ ェ ッ ク し 忘 れ た 。う〜〜んアホか?写真見返してみても確認できず。ライトアップの形が特殊だったからね……またどこかで展示されるのを待とう……

 

こっちは『復元 三日月宗近 影打』。

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まだトーハクの三日月宗近を観てないので、 次の更新はそれになるかな〜って感じです。今回初めて写真貼ったけど貼れてるかな?

では。

活撃刀剣乱舞9話 感想

 

久々の更新。忙しくて一時は無理かと思われた籠手切郷はなんとか間に合いました。最近は専ら、極めた青江に「かっこいい……まじでかっこいい……」と言うだけの審神者業をしてます(うそです)。演練で青江極が隊長の部隊に遭遇したら弊本丸かも。お手柔らかに。

 

本題、活撃刀剣乱舞9話の感想など。

なんかここんところ何とも言えない展開が続いてた活撃だけど、9話の脚本は分かりやすい&胸熱展開でよかった。

まず陸奥が正史でどうだったかを説明、時間遡行軍により正史と違う展開になった時にどこが違うのか分かりやすくしておいて、元の主とのアツい展開に持っていくっていういい構成。信頼のアクションも多々入り(薬研さんが刀身滑らせて間合い詰めるの本当にかっこよくて大好き)、半月の描写からの龍馬による「陸奥守吉行はこの身体の半分のようなもの」発言みたいなメタファもあり、、、

陸奥がまだ口をきかない時に、龍馬が自分から陸奥守吉行が大切なものだと語るのすごくよかった……後に陸奥がその言葉を借りて自分の本体を誇り、龍馬を守るっていう展開も……「今晩の龍馬の守り刀はこのワシじゃ」ってセリフかなりジーンときた。龍馬の”守り刀”の座は拳銃に取られてた陸奥が、それでも龍馬を守りたいという気持ち、尊い。時間遡行軍に陸奥の拳銃が弾かれたのもよかった。あの夜、確かに武器は刀だけで、拳銃に邪魔されず彼らは戦えたんだ……

あと言動の端々から見える陸奥の、歴史を守る刀剣男士としてのプロ意識。龍馬が捕方たちに殺されそうになるって時に仕方なく彼の前に現れ捕方たちは殺さず倒すのみ、龍馬に口をきいたのも事故というか不可抗力って感じだし……

「おまんの生き様が好きやき」って元のあるじだから(身内として)好きってことじゃなくて、客観的に考え方生き方が好きなんだろうな、ととても好感。情に流されない刀剣男士がサイコーに好き。

びっくりしたのが「逃げるか、一緒に どこか遠いところへ」ってセリフ。あのビジネスライクで有名な活撃本丸の陸奥もポエミーな同人誌みたいになるのか……ここ含む、わざとらしいセリフの言い回しがいくつかあったのはちょっと気になった。

気になったことその2。「歴史上、坂本龍馬は材木置き場に〜」ってこんちゃんが言ってるけどそれは史実なの?司馬遼太郎の創作でなく?それとも人口に膾炙した創作が史実となるのか?

気になったことその3。ツイでサーチかけても誰もつぶやいてなかったんだけど、アバンの時間遡行のシーン、卵子(光、時空の切れ目)に向かう精子(抜き身の刀)に見えない?割と明確なメタファだな〜と思ったんだけど……刀剣男士たちが歴史という器で育てられたことを再認識できていい演出だと思った。人間に例えるならDNAが刀自体で、肉体の他の部分は歴史そのものなんだな……と。

 

こんな感じで活撃9話感想でした。以前、刀を観に行ったこともまだ書けてないので、そのうち上げられれば。では。

活撃刀剣乱舞2話3話感想

3話、人生で初めてアニメのリアタイをしてしまった。録画できてるか確認して寝るつもりだったのに……活撃欲に抗えなかった……

 

2話感想

・冒頭、兼さんが落ちたとこで薬研振り返ってる  チームプレーをする意思はあるんだ
・OP 「刻む秒針〜」のとこ、上から見た刀を持った鶴が時計みたいで工夫されてるね
・土佐弁「嫌な空気やにゃあ」かわいい
・「貴方ならどうします?」部下(?)に考えさせる審神者〜有能臭が隠しきれない
・こんのすけの言葉不穏すぎん?フラグたてんのやめて そして砕けた口調になっても一人称私の審神者 少女にも見える……
・薬研、他の刀相手の発言より独り言の方が多いってなに?時間遡行軍の正体が闇堕ちした自分たちだってことわかってないこれ?
陸奥、殺すことを恐れるように銃でオーバーキルするの、すごく人間臭い
・薬研大将には優しいな  短刀だから守り刀意識が強いのか?
・こんちゃんあるじさま呼びなんだ
陸奥〜〜健康な若い男概念〜〜
陸奥、堀川には別にケンカ腰じゃないのな 深追いしないだけか
・大福を好きだと言うことに葛藤がある蜻蛉切
陸奥、言動の過激さを無邪気さと人懐っこさで相殺してるよね
・銃こちらに向けて構える構図、実質ファンサだよね  バーンして!♡
・薬研は誰のことを信用してないんだ?
・出陣回数から察するに練度50以下だよな?
・堀川と中居さんの体格差〜〜こだわりを感じる〜〜ありがてえ〜〜男の子だ〜〜
・目的意識の強い兼さん良いな〜
・口喧嘩になってどちらも一歩も引かないの、陸奥も兼さんもド攻めすぎて無理です 刀剣男士サイコー!!!
陸奥、蒸気機関の仕組みをちゃんと理解してるのすごくない?一方蜻蛉切 鯨の化け物
・このむっちゃん、現パロで起業するタイプの子でしょ
・やっぱり自分が活躍していた時代に愛着があるよね  戦ってナンボだから
陸奥、龍馬を戦友だと思ってるよね……
・結局これ長崎なの?
・兼さんA型っぽくない?短気で繊細  良い……

 

3話感想

・刀剣男士の血は赤いんだ(しみじみ)
・人間を守りたい陸奥  タイムパトロール向いてないよ……かなしい
・顔色ひとつ変えない薬研  百戦錬磨感
・ほ、縫合!?!?
・浸水した船の中の陸奥つらすぎやない?絵が そして刀なのに躊躇いなく水に浸かるのね 
・か、髪〜〜!!!!陸奥、髪!!!!
・夕暮れ、傾いた船、海を見る陸奥
・「13人助かった」死んだ人数を聞かれて助かった人数を答える兼さんの優しさ  しかし13て……
・情が強すぎるぞ陸奥 やばい匂い
・八つ当たりか? 新撰組刀の地雷踏んだ
・堀川の理性に乾杯!!!!
・えらいよ兼さん!
・土方組、””善””のバディだ、、、、
・おっミュと同じパターン  遡行軍が人間を唆すかんじの
・兼さんデキる隊長やん〜〜好き〜〜
・さすが脇差
・しかし説明パートに時間とるな
・髪型直ってる、、、セットしてるわけでなくくせ毛?
・刀の作画細かい〜〜ニコニコ
・むつほり?(?)
・長崎での攘夷運動を調べたほうがいい?
・むつかわ ほり有能
・「ね♡」
・こんちゃん獣だなあ かわいい
・月光を背に戦に出る3振り、絵画的すぎるやん、、、かっこよい、、、
・刀であった彼らが人間に刀をどう思ってるか尋ねる  パラレル〜〜う〜〜ん好き
・丁寧な心情描写〜〜好き
陸奥〜〜どこまでも理性的で優しすぎる故に、、、二律背反を背負い込んで、、、
・これ見て陸奥を好きにならない人いるの?
・頭脳戦だな?活撃、まさかのミステリか?
・憎悪に燃える陸奥 バクモエ
・こっちまで息切れのアクション
・兼さん   か、か、か、かっこいい
陸奥と兼さん、感情が濃すぎる
陸奥このままだと絶対悪いことになるよ
・隊長認めるのか早いな?
・蜻蛉さんの冗談、、、好き、、、
・映画だ、、、敵になりたい 斬られたい
・薬研蜻蛉の包容力よ
・刀使い荒くてごめん  がんばれ
・こんちゃんかわいい!!!
・この子たちのやりたいことを全部させてあげたい 慈しみの感情
・風呂入ったことないってほんとに顕現したばっか?でも50何戦だったよな?本丸では人間の身体にならないのか
・主人公堀川を振り返って手を差し伸べる仲間たち  ラノベ構図やんけ〜
・よかった 誰も折れなかった  ひと段落ついた
・全体的に月光が似合いすぎるだろ刀剣男士
・この兼さん現パロでピアノ弾いてそう サティとか
・次は審神者出るかな?
・よ、よ、予告 ふざけないで  

エンドカード永遠に眺めてたい

 

 

これまでの舞台は長崎でほぼ確定だろう。現在の長崎は七つの藩に分かれて治められていたが改易になった家あるのかな〜と調べたところ、1638年に島原藩松倉家が島原の乱を発生させたことで改易になった以来ないようだった。さすがに1638年に発生した浪人たちが攘夷運動してるわけじゃなさそうなので、他の藩から来た浪人たちだろうね。

 

それと文久三年に長崎で起こった攘夷運動を調べた。それらしいものは見つからなかったが、1度目の下関戦争がちょうどこの年だった。外国人を大量に殺すことで本国と日本との戦争を起こすこと、マジで可能だな……としみじみ。私たちが知ってるこの「歴史」では下関戦争があったことになってるけど、なかった可能性もあるんだよな……と考えると歴史の分岐の可能性ってすごいよな。

 

次からはまた違う話に入るのか〜他本丸の審神者は折れないことだけを祈ってるよ……

 

【追記】

百火撩乱の歌詞載せるの忘れてた  例のごとく耳コピですが載せます

 

百火撩乱
夢を見て僕らは泣いた
涙を持たぬはずの鋼の心で
定めを思った
違う夜明けの色を祈り
何を守るためにまた (今も)
消えた時を彷徨って (ている)
滅びへと駆け抜ける光放つ刃
あの時消えていった赤い虹の彼方には(ずっと)
君が見た世界がまだ目覚めを知らず天にあって

鳴狐を観てきた話

月に一度(くらい)の刀鑑賞シリーズ!今回は鳴狐!鳴狐はうち本丸で3振り目に来た打刀で、名誉一軍として活躍してもらっていたので結構愛着がある。で、トーハク行く前に下調べしてたんだけど、鳴狐と大包平って接点あったんだね……少なくとも二代分は元の主どうしが主従関係にあるのか。知らんかった。刀たち、結構知り合いどうしが多いので、一見共通点なさそうな子たちが仲良かったり悪かったりするの良さがある(関係性萌えのオタク)。

 

閑話休題、観た刀について。

・鳴狐  板目、重ね厚く樋が通り、鋒がない 帽子は小丸    まんま短刀の形で(やや反りはあるけど)そのまま大きくした感じ。初めて観たタイプ。
・古青江正恒  板目 やや鋒小さめ?均整がとれていて美しい  青江派好き
・井上真改  打刀にしては大振りな気がしたけどそうでもないのかな  掃掛け帽子(実物観たの初めてかも)、板目
・大慶直胤 はっきりした砂流し 板目
・相州綱広 かなり派手な乱れ刃  帽子返り深く板目  重ねやや厚い
・長船盛光 派手!丁子とのたれ 板目  相州綱広と隣同士で派手
越中則重 地鉄めっちゃはっきり板目 本阿弥宗家12代が極めており茎に花押が 目釘穴二つ埋められている
・長船長光 小太刀初めて観た〜!めっちゃ豪華な丁子刃 帽子焼き詰め
・福岡一文字吉房 号岡田切 国宝にふさわしい綿密な丁子刃 花弁みたいファビュラス  岡田さんを切ったから岡田切ってどうなの?ここも長船長光と隣同士で派手、派手すぎて思わず笑ってしまった
・千手院重行 小鋒大好き〜!!ゆるやかなのたれ 板目
・山城了戒  来国俊の弟子?らしい  直刃匂い口うるむ 白け映りの立った地鉄 柾目っぽいような?
・古備前友成 小板目、沸丁子っぽい小乱れ 凛としたバランス
・国俊(二字国俊)  三鈷剣が豪壮 帽子大丸 中から先にかけて丁子 
・堀川国広  まんばに続きこれも大鋒 はっきりした板目で沸よくつく 堂々たる打刀といった趣

二階にも少し刀剣や拵えの展示があった。

・福岡一文字 号北条太刀 茎雉子股形 びっしり丁子刃だけど派手すぎる印象はない かます鋒(調べたら獅子王もこれらしい) 太い樋が通る

薙刀 長船勝光   今流行りの巴形薙刀。はっきりしたのたれが美しい

 

鳴狐の展示は7/17までなので行かれる方はお早めに!7/19からは三日月宗近が展示されるぞ〜楽しみ!

活撃刀剣乱舞1話感想

 

活撃がついに始まってしまった。みんなどうだった?わたしは死んだ。25分間トリハダ止まんないし気づいたら息止めてるし体調が悪くなった。本当にありがとうスタッフとキャストの皆さん……毎週我々を殺してほしい……

 

で、気になったところ。歴史検証がしっかりしてるらしいので我々も考えて観るべきかなと思ったんだけど、あいにくわたしは幕末について全然知識がない。調べてみたけどよく分からんので分からんなりにまとめる。

 

最初の場面、兼さんと堀川が遠征してるところ。どうやら徳川埋蔵金を見つけようとする遡行軍を阻止する任務らしい。

徳川埋蔵金 - Wikipedia

wikiのリンクを貼るけど、徳川埋蔵金伝説の発端は1868年の江戸無血開城の時に城の金蔵が空で、幕府の隠匿を政府が疑ったことだそうで。この任務が無事終わり、審神者から2度目の任務を与えられる。これは文久三年、1863年なのでまた少し遡ったことになる。

この任務で向かった街は江戸だよね?会津とか言われてるの見たけど、城下町のあんな近くに海があるのは江戸かと思う。そして1863年の3月4日、時の将軍家茂は上洛していて江戸にはいない。

徳川家茂 - Wikipedia

また、この年に江戸城本丸は焼失しており、以降天守は再建されていない。何月だったのかは結局分からず。http://www.tanken.com/tatemono.html  

そして、こんのすけのサーチで重要度Aとなっていた3名。

荒木長兵衛 天保3年〜明治24年
福原栄一 安政5年〜大正13年
小泉武揚 文化12年〜明治44年

3名とも同姓同名の史実での重要人物はいなかったので実名をもじっていると思われる。が、荒木長兵衛は誰のもじりなのかは分からなかった。

福原栄一というのは渋沢栄一かと見当をつけたが、1863年の春には江戸に上京していたそうなので江戸周辺にいたという辻褄は合う。

https://www.shibusawa.or.jp/SH/kobunchrono/ch1840.html

小泉武揚というのは榎本武揚かと見当をつけたが、こちらは1863年に日本にいなかった。4月18日にオランダ・ロッテルダムに到着したそうである。

https://www.shibusawa.or.jp/SH/kobunchrono/ch1840.html

その前のシーンでオランダの交易船、トレックゴーグロース号というのが出てきてたけど、これはサーチに引っかからないので実在しないっぽい。このリンクは伏線なのか?

実在しないといえば遡行軍が襲来するコクチョウミサキという地名も実在しないみたいだし、どこまで本当の史実を描くのか掴めていない。

とりあえずオタクの大好きな深読みはできるように作られてるみたいなので振り回されて破滅します!

そしてこの2度の遠征、ゲームではどれに相当するのか。脇差と打刀だけで行けて時代は幕末のもので……と絞ると2度目の遠征は2-1、公武合体運動っぽい。この運動が起こっていたのが1850〜1860年頃らしいのでギリギリ合う……かな?

公武合体 - Wikipedia

最初の遠征は1-1鳥羽・伏見の戦いか1-3甲州勝沼の戦いだと思われるけどどっちなんだろう……終盤だったから人間たちの戦いに混ざってはいなかったし…… 

 

感想とか銘打っておきつつ感想を全然書いてなかった。書きます。

・兼さん     理想の上司だった。経験の浅い堀川への説明の仕方とか、叱咤激励の仕方とか、「仕事」に対する責任感とか。「審神者」と「主」の使い分けとかもビジネスライクだなと思ってたけど一方で普段より調子が良い審神者にうれしそうにしてたり、歴史が変わってしまったら自分が始末をつけるという覚悟で幼女を助けたり、”理性”も”情”も兼ね備えてて、既に自らの在り方についてはっきり決着つけた感ある。口の血を拭うシーンときめきました。

・堀川くん 「兼さんの相棒」ってことじゃなくて「歴史を守る刀剣男士」ってことにアイデンティティを感じてるタイプの堀川くん、初めて見た……笑顔もなかったし、ずっと憂いを帯びた表情でとても新鮮だった。ピアスの件、穴は空いた状態で権限したってことなのになんでピアスしてなかったんだろ?2振り目では説あったけど、それだとこの謎が解決しないよな……1振り目だけど記憶喪失してるとかどうですかね?

・こんのすけ  画面投影する鈴の描写に大興奮した。刀剣乱舞のSF要素を掬ってくれてありがとう…………あと遡行軍の現れ方が完全にアポカリプスで、それを告げるこんちゃんの鳴き声、天使のラッパじゃないすか……ってなった。

審神者  わたしには少年に見えた。陸奥と兼さんの小競り合いに我関せずなの、大物臭すごい。

・戦闘シーン  兼さんのストローク大きい動きと天然理心流!堀川の刀滑らせて間合い詰める動きとEDの壁走り!薬研の体当たりするように敵の懐に入ってぶっすりいく戦い方と、EDの空中戦で手脚伸ばして飛ぶように戦うのも最高がすぎる!蜻蛉さんのスピード感と屋根ドン!陸奥の発砲!むっちゃんは銃を使うことにアイデンティティあると思ってるから、バン!見れて胸が熱くなった……

・背景など   水の描写がすごすぎる。顕現時の花びらもCGじゃなくて手描きって頭おかしくない?愛をひしひしと感じる。江戸の街のシーン、蝋燭屋(会津の絵蝋燭かな)と傘屋と仏具屋ってすごく意味深……

・ED映像  美しく不吉な描写がひたすら続くのキツすぎた……シルエットの子は左からまんば、(三日月)、一期、髭切、光世、ばみたそかな?第二部隊か?これが合ってたら光世までいるのに堀川いないのって本当おかしいよね  何かあったに違いない(鬱の匂い)そして彼岸花13本と右端で見切れてる1本って、刀剣男士12振り+審神者とこんのすけかな……意味深……

ついでにヒカリ断つ雨の聴き取り歌詞も載せとく。

ヒカリ断つ雨
誰のせいでもないことなら 誰が負うべきなのだろう
抗い続ける先には どれだけの現実があるか
刻む秒針追いかけるほどに 置き去りにされてゆく
まだ息の絶えない悲しみさえ この雨が消してゆく
止められない時のように 降り続く雨
視界を遮るからもう何も見えない
それでも今進むなら鼓動を止めて
偽善と呼べばいいだろう 雲を断つヒカリ その意味を知ろう

作詞hotaruさんってクレジットで知って信頼できる〜〜!となった。予告の演出もズルかったね……

 

 

というわけで活撃1話感想!放送期間中は絶対に死ねないね!来週また更新するかも!