壁に向かって話し続ける

オタク女の備忘録

活撃刀剣乱舞1話感想

 

活撃がついに始まってしまった。みんなどうだった?わたしは死んだ。25分間トリハダ止まんないし気づいたら息止めてるし体調が悪くなった。本当にありがとうスタッフとキャストの皆さん……毎週我々を殺してほしい……

 

で、気になったところ。歴史検証がしっかりしてるらしいので我々も考えて観るべきかなと思ったんだけど、あいにくわたしは幕末について全然知識がない。調べてみたけどよく分からんので分からんなりにまとめる。

 

最初の場面、兼さんと堀川が遠征してるところ。どうやら徳川埋蔵金を見つけようとする遡行軍を阻止する任務らしい。

徳川埋蔵金 - Wikipedia

wikiのリンクを貼るけど、徳川埋蔵金伝説の発端は1868年の江戸無血開城の時に城の金蔵が空で、幕府の隠匿を政府が疑ったことだそうで。この任務が無事終わり、審神者から2度目の任務を与えられる。これは文久三年、1863年なのでまた少し遡ったことになる。

この任務で向かった街は江戸だよね?会津とか言われてるの見たけど、城下町のあんな近くに海があるのは江戸かと思う。そして1863年の3月4日、時の将軍家茂は上洛していて江戸にはいない。

徳川家茂 - Wikipedia

また、この年に江戸城本丸は焼失しており、以降天守は再建されていない。何月だったのかは結局分からず。http://www.tanken.com/tatemono.html  

そして、こんのすけのサーチで重要度Aとなっていた3名。

荒木長兵衛 天保3年〜明治24年
福原栄一 安政5年〜大正13年
小泉武揚 文化12年〜明治44年

3名とも同姓同名の史実での重要人物はいなかったので実名をもじっていると思われる。が、荒木長兵衛は誰のもじりなのかは分からなかった。

福原栄一というのは渋沢栄一かと見当をつけたが、1863年の春には江戸に上京していたそうなので江戸周辺にいたという辻褄は合う。

https://www.shibusawa.or.jp/SH/kobunchrono/ch1840.html

小泉武揚というのは榎本武揚かと見当をつけたが、こちらは1863年に日本にいなかった。4月18日にオランダ・ロッテルダムに到着したそうである。

https://www.shibusawa.or.jp/SH/kobunchrono/ch1840.html

その前のシーンでオランダの交易船、トレックゴーグロース号というのが出てきてたけど、これはサーチに引っかからないので実在しないっぽい。このリンクは伏線なのか?

実在しないといえば遡行軍が襲来するコクチョウミサキという地名も実在しないみたいだし、どこまで本当の史実を描くのか掴めていない。

とりあえずオタクの大好きな深読みはできるように作られてるみたいなので振り回されて破滅します!

そしてこの2度の遠征、ゲームではどれに相当するのか。脇差と打刀だけで行けて時代は幕末のもので……と絞ると2度目の遠征は2-1、公武合体運動っぽい。この運動が起こっていたのが1850〜1860年頃らしいのでギリギリ合う……かな?

公武合体 - Wikipedia

最初の遠征は1-1鳥羽・伏見の戦いか1-3甲州勝沼の戦いだと思われるけどどっちなんだろう……終盤だったから人間たちの戦いに混ざってはいなかったし…… 

 

感想とか銘打っておきつつ感想を全然書いてなかった。書きます。

・兼さん     理想の上司だった。経験の浅い堀川への説明の仕方とか、叱咤激励の仕方とか、「仕事」に対する責任感とか。「審神者」と「主」の使い分けとかもビジネスライクだなと思ってたけど一方で普段より調子が良い審神者にうれしそうにしてたり、歴史が変わってしまったら自分が始末をつけるという覚悟で幼女を助けたり、”理性”も”情”も兼ね備えてて、既に自らの在り方についてはっきり決着つけた感ある。口の血を拭うシーンときめきました。

・堀川くん 「兼さんの相棒」ってことじゃなくて「歴史を守る刀剣男士」ってことにアイデンティティを感じてるタイプの堀川くん、初めて見た……笑顔もなかったし、ずっと憂いを帯びた表情でとても新鮮だった。ピアスの件、穴は空いた状態で権限したってことなのになんでピアスしてなかったんだろ?2振り目では説あったけど、それだとこの謎が解決しないよな……1振り目だけど記憶喪失してるとかどうですかね?

・こんのすけ  画面投影する鈴の描写に大興奮した。刀剣乱舞のSF要素を掬ってくれてありがとう…………あと遡行軍の現れ方が完全にアポカリプスで、それを告げるこんちゃんの鳴き声、天使のラッパじゃないすか……ってなった。

審神者  わたしには少年に見えた。陸奥と兼さんの小競り合いに我関せずなの、大物臭すごい。

・戦闘シーン  兼さんのストローク大きい動きと天然理心流!堀川の刀滑らせて間合い詰める動きとEDの壁走り!薬研の体当たりするように敵の懐に入ってぶっすりいく戦い方と、EDの空中戦で手脚伸ばして飛ぶように戦うのも最高がすぎる!蜻蛉さんのスピード感と屋根ドン!陸奥の発砲!むっちゃんは銃を使うことにアイデンティティあると思ってるから、バン!見れて胸が熱くなった……

・背景など   水の描写がすごすぎる。顕現時の花びらもCGじゃなくて手描きって頭おかしくない?愛をひしひしと感じる。江戸の街のシーン、蝋燭屋(会津の絵蝋燭かな)と傘屋と仏具屋ってすごく意味深……

・ED映像  美しく不吉な描写がひたすら続くのキツすぎた……シルエットの子は左からまんば、(三日月)、一期、髭切、光世、ばみたそかな?第二部隊か?これが合ってたら光世までいるのに堀川いないのって本当おかしいよね  何かあったに違いない(鬱の匂い)そして彼岸花13本と右端で見切れてる1本って、刀剣男士12振り+審神者とこんのすけかな……意味深……

ついでにヒカリ断つ雨の聴き取り歌詞も載せとく。

ヒカリ断つ雨
誰のせいでもないことなら 誰が負うべきなのだろう
抗い続ける先には どれだけの現実があるか
刻む秒針追いかけるほどに 置き去りにされてゆく
まだ息の絶えない悲しみさえ この雨が消してゆく
止められない時のように 降り続く雨
視界を遮るからもう何も見えない
それでも今進むなら鼓動を止めて
偽善と呼べばいいだろう 雲を断つヒカリ その意味を知ろう

作詞hotaruさんってクレジットで知って信頼できる〜〜!となった。予告の演出もズルかったね……

 

 

というわけで活撃1話感想!放送期間中は絶対に死ねないね!来週また更新するかも!